加工学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 加工学
科目番号 0222 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 田村 博著「溶融加工」(森北出版),プリント
担当教員 上寺 哲也,藤崎 康博

到達目標

1.機械製作法の分類について説明ができること.
2.鋳造法の概要及び鋳造法の種類について説明ができること.
3.各種鋳造法の原理・特徴について説明ができること.
4.粉末冶金法の概要・特徴について説明ができること.
5.溶接法の概要および溶接法の種類について説明ができること.
6.各種溶接法の原理・特徴について説明ができること.
7.溶接継手の種類・溶接記号・溶接欠陥について説明ができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械製作法の分類について説明が的確にできること.機械製作法の分類について説明ができること.機械製作法の分類について説明ができない.
評価項目2鋳造法の概要及び鋳造法の種類について説明が的確にできること.鋳造法の概要及び鋳造法の種類について説明ができること.鋳造法の概要及び鋳造法の種類について説明ができない.
評価項目3各種鋳造法の原理・特徴について説明が的確にできること.各種鋳造法の原理・特徴について説明ができること.各種鋳造法の原理・特徴について説明ができない.
評価項目4粉末冶金法の概要・特徴について説明が的確にできること.粉末冶金法の概要・特徴について説明ができること.粉末冶金法の概要・特徴について説明ができない.
評価項目5溶接法の概要および溶接法の種類について説明が的確にできること.溶接法の概要および溶接法の種類について説明ができること.溶接法の概要および溶接法の種類について説明ができない.
評価項目6各種溶接法の原理・特徴について説明が的確にできること.各種溶接法の原理・特徴について説明ができること.各種溶接法の原理・特徴について説明ができない.
評価項目7溶接継手の種類・溶接記号・溶接欠陥について説明が的確にできること.溶接継手の種類・溶接記号・溶接欠陥について説明ができること.溶接継手の種類・溶接記号・溶接欠陥について説明ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
加工学(2学年~4学年)では,各種工業製品の製作過程における加工原理および工学的根拠を理解し,適切な加工法を計画する基本的能力を養うことを目的とする.2学年の加工学においては,溶融加工の基礎的事項について学習する.本授業は,就職,進学および資格取得に関連する.
授業の進め方・方法:
講義を基本とする.試験は,定期試験以外に小テストを実施する.
注意点:
加工学はものづくりの基本を学ぶ学問であり,熱意をもって学習に取り組んでもらいたい.質問がある場合には,積極的に質問に来ること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 加工学(機械製作法)の全体像 機械製作法の分類,位置付けについて説明ができること.
2週 1.鋳造法 鋳造法の概要について説明ができること.
3週 1.鋳造法 金属の溶解法について説明ができること.
4週 1.鋳造法 砂型鋳造法、シェルモールド法、他について説明ができること.
5週 1.鋳造法 金型鋳造法、インベストメント鋳造(ロストワックス)法について説明ができること.
6週 1.鋳造法 鋳物設計(鋳造方案,鋳造欠陥、鋳物設計)について説明ができること.
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明 2.粉末冶金 粉末冶金の概要について説明ができること.
4thQ
9週 3.溶接法 溶接法の概要について説明ができること.
10週 3.溶接法 溶接継手の種類・溶接記号について説明ができること.
11週 3.溶接法 融接(アーク溶接他)について説明ができること.
12週 3.溶接法 圧接・ろう付法について説明ができること.
13週 3.溶接法 溶接設計(溶接法の選択、継手の種類,溶接記号、欠陥)説明ができること.
14週 3.溶接法 溶接設計(溶接法の選択、継手の種類,溶接記号、欠陥)について説明ができること.
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。4
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。4
鋳物の欠陥について説明できる。4
溶接法を分類できる。4
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。4
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。4
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。4

評価割合

試験小テスト授業態度合計
総合評価割合702010100
基礎的能力0000
専門的能力702010100
分野横断的能力0000