論理回路

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 論理回路
科目番号 0242 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 宮井 幸男 他 3 名 著 「デジタル回路のしくみがわかる本」(技術評論社)
担当教員 吉川 祐樹

到達目標

1.ディジタル信号とアナログ信号について理解できること.
2.10進数と2進数など基数について理解できること.
3.基本的な論理ゲートと組合せ回路について理解できること.
3.論理式と論理回路について理解できること.
5.論理式の簡単化を行えること.
6.記憶素子について理解できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な論理ゲートを理解し,与えられた論理式や設計仕様から論理回路を作ることができる基本的な論理ゲートを理解し,簡単な論理回路を作ることができる基本的な論理ゲートを理解しておらず,論理回路を作ることができない
評価項目2論理関数について理解し,ブール代数を使って簡単化することができる論理関数について理解し,ブール代数を使って基本的な簡単化ができる論理関数について理解しておらず,ブール代数を使って基本的な簡単化ができない
評価項目3論理関数について理解し,カルノー図を使って簡単化することができる論理関数について理解し,カルノー図を使って基本的な簡単化ができる論理関数について理解しておらず,カルノー図を使って基本的な簡単化ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
パソコン,自動車,電気機器など高度情報化社会を支える大規模集積回路の大半はディジタル信号を扱うディジタル回路であり,ディジタル回路の知識なくして身の回りの製品を理解することはできない.そこで,ディジタル回路を理解するために必要な論理回路について学ぶ.本講義では,論理回路を理解し,就職後にも役に立つ知識を身につける.
授業の進め方・方法:
基本的な知識や考え方は講義形式で説明し,その知識を使った演習問題はグループディスカッションを中心に学生主体で理解する形式で行う.
注意点:
理解出来ない点や質問等があれば積極的に質問し,授業の中で基本を習得するよう心がけること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ディジタル信号とは デジタルとアナログの違いを理解できる
2週 10進数と2進数 基数変換について理解し,自分で計算できる
3週 基本論理回路 基本の論理素子を理解できる
4週 基本論理回路 基本の論理素子を理解できる
5週 基本論理回路 基本の論理素子を理解し,簡単な回路を設計できる
6週 基本論理回路 基本の論理素子を理解し,簡単な回路を設計できる
7週 中間試験 基数変換および論理素子を用いた回路設計に関する問題を解ける
8週 論理関数 論理関数と真理値表について理解できる
4thQ
9週 ブール代数による論理関数の簡単化 ブール代数とは何か理解できる
10週 ブール代数による論理関数の簡単化 ブール代数を使って論理関数の簡単化ができる
11週 カルノー図による論理関数の簡単化 カルノー図とは何か理解できる
12週 カルノー図による論理関数の簡単化 カルノー図を使って論理関数の簡単化ができる
13週 フリップフロップとカウンタ 順序回路について理解できる
14週 期末試験 論理簡単化と順序回路に関する問題を解くことができる
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御計測の定義と種類を説明できる。4後1,後2
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。4
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。4
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。4

評価割合

試験ポートフォリオ相互評価態度その他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000