情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0267 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 近田 順一朗 著 「例題30+演習問題70でしっかり学ぶ ExcelVBA標準テキスト」(技術評論社)
担当教員 吉川 祐樹

到達目標

1.プログラムを実行するための手順を理解できる.
2.定数と変数を説明できる.
3.整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる.
4.演算子の種類と優先順位がわかる.
5.算術演算および比較演算のプログラムを作成できる.
6.データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる.
7.条件判断プログラムを作成できる.
8.繰り返し処理プログラムを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変数と型について理解し,的確に変数を使いながらマクロを作ることができる変数と型について理解しできる変数と型について理解しできない
評価項目2分岐構造について理解し,的確に分岐構造を使いながらマクロを作ることができる分岐構造について理解できる分岐構造について理解できない
評価項目3ループ構造について理解し,的確にループ構造を使いながらマクロを作ることができるループ構造について理解できるループ構造について理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
EXCELの基本操作と VBA を使ってEXCELをより効果的に利用するためのプログラミング技法を習得する.プログラム作成では注意力や忍耐力を必要とする.本演習は論理的思考力や問題解決力の向上に必要である.
授業の進め方・方法:
授業の前半は講義を行い,後半は教科書の例題を使ってVBAプログラムの作成に取り組んでもらう.
成績評価はページ下部の評価割合に示す.
※ただし,新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります
注意点:
毎週の授業で作成したVBAプログラムや自主的に学習したプログラム等は,学習過程を示すポートフォリオとして残すこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラミング教育について プログラムの基礎を理解できる
2週 VBAの基礎知識,VBEの使い方 VBAとは何か理解できる
3週 VBAの基礎知識,VBEの使い方 マクロを書いて実行できる
4週 VBAの基礎知識,VBEの使い方 変数について理解できる
5週 VBAの基礎知識,VBEの使い方 配列について理解できる
6週 VBAの基礎知識,VBEの使い方 If Then Else について理解できる
7週 VBAの基礎知識,VBEの使い方 For, Whileループが理解できる
8週 中間試験→講義に変更 変数,算術演算,If, For, While を用いたプログラムを作成できる
2ndQ
9週 プログラミングの実践 様々な関数を扱うことができる
10週 プログラミングの実践 様々な関数を扱うことができる
11週 プログラミングの実践 様々な関数を扱うことができる
12週 総合演習課題 課題に対するプログラムを自分で作成することができる
13週 総合演習課題 課題に対するプログラムを自分で作成することができる
14週 期末試験 これまでの総合として条件分岐,ループを用いたプログラムを作成できる
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4前1,前2,前3,前8,前14
定数と変数を説明できる。4前4,前5,前10,前11,前14
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4前4,前5,前10,前11,前14
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4前6,前7,前8,前12,前13,前14
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4前6,前7,前8,前12,前13,前14
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4前9,前10,前14
条件判断プログラムを作成できる。4前11,前12,前14
繰り返し処理プログラムを作成できる。4前11,前12,前14
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4前13,前14

評価割合

ポートフォリオ(授業の例題)総合課題試験合計
総合評価割合204040100
基礎的能力1010020
専門的能力10203060
分野横断的能力0101020