概要:
種々の機械,試験機および測定器の構造ならびにその取扱い方法を習得するとともに,実験によって得られた結果をもとにして,その現象の考察を行うなどの一連の作業を学習し,将来,実験・研究を行うことのできる基礎的な能力を養う。本実習は就職に関連する。
授業の進め方・方法:
4つの部門毎に4週にわたって4~5つの実験テーマについて,学生約5~10名のグループに分けて実験を行い,各週毎にレポートを課す。
注意点:
工学実験は座学で学ぶ物理現象の数少ない体験学習の機会である。積極的に参加して,得られた結果について独自の考察を加えてほしい。質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること。事前に実験のテキストに目を通し,疑問点を明確にしておく。実験内容を理解する。理解できない点は適宜質問する。実験を行ったその日の内に,関連する課題,考察, データ整理および感想を書く。分からない部分については図書館等で調べ,早めにレポートを仕上げる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
金属材料・材料力学に関連する実験(硬度試験・引張試験・シャルピー衝撃試験・ねじり試験・顕微鏡組織観察) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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2週 |
金属材料・材料力学に関連する実験(硬度試験・引張試験・シャルピー衝撃試験・ねじり試験・顕微鏡組織観察) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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3週 |
金属材料・材料力学に関連する実験(硬度試験・引張試験・シャルピー衝撃試験・ねじり試験・顕微鏡組織観察) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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4週 |
金属材料・材料力学に関連する実験(硬度試験・引張試験・シャルピー衝撃試験・ねじり試験・顕微鏡組織観察) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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5週 |
熱工学に関する実験(強制対流熱伝達) ・円管内を流れる空気への熱伝達現象の把握 ・熱伝達の流量依存性評価(Re-Nu評価) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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6週 |
熱工学に関する実験(強制対流熱伝達) ・円管内を流れる空気への熱伝達現象の把握 ・熱伝達の流量依存性評価(Re-Nu評価)
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機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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7週 |
熱工学に関する実験(熱交換器)に関連する実験 ・熱交換器の基礎(熱媒体:水) ・実験データの整理と伝熱量の評価
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機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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8週 |
熱工学に関する実験(熱交換器)に関連する実験 ・熱交換器の基礎(熱媒体:水) ・実験データの整理と評価 |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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2ndQ |
9週 |
流体工学に関連する実験(水力学総合実験,空気力学総合実験) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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10週 |
流体工学に関連する実験(水力学総合実験,空気力学総合実験) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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11週 |
流体工学に関連する実験(水力学総合実験,空気力学総合実験) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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12週 |
流体工学に関連する実験(水力学総合実験,空気力学総合実験) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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13週 |
機械工作・計測工学に関連する実験(普通旋盤の精度検査・三次元測定器・三次元造型機・マシニングセンタのNC位置決め精度検査) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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14週 |
機械工作・計測工学に関連する実験(普通旋盤の精度検査・三次元測定器・三次元造型機・マシニングセンタのNC位置決め精度検査) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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15週 |
機械工作・計測工学に関連する実験(普通旋盤の精度検査・三次元測定器・三次元造型機・マシニングセンタのNC位置決め精度検査) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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16週 |
機械工作・計測工学に関連する実験(普通旋盤の精度検査・三次元測定器・三次元造型機・マシニングセンタのNC位置決め精度検査) |
機械工学分野における各種試験及び実験法を習得し,得られた結果の解析・考察ができること。自立して各種試験及び実験を計画的に進め,期限内にレポートを提出すること。各種試験及び実験をチームワークで実施し,リーダーシップを発揮すること。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 4 | |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 4 | |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 4 | |
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。 | 4 | |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。 | 4 | |