到達目標
1.トップダウンとボトムアップのナノテクノロジーについて説明できる。
2.ナノメートルスケールを支える新素材および加工・分析・解析技術を説明できる。
3.自己組織化現象について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | トップダウンとボトムアップのナノテクノロジーについて適切に説明できる。 | トップダウンとボトムアップのナノテクノロジーについて説明できる。 | トップダウンとボトムアップのナノテクノロジーについて説明できない。 |
評価項目2 | ナノメートルスケールを支える新素材および加工・分析・解析技術を適切に説明できる。 | ナノメートルスケールを支える新素材および加工・分析・解析技術を説明できる。 | ナノメートルスケールを支える新素材および加工・分析・解析技術を説明できない。 |
評価項目3 | 自己組織化現象について適切に説明できる。 | 自己組織化現象について説明できる。 | 自己組織化現象について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC)
説明
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教育方法等
概要:
原子・分子レベルの技術であるナノテクノロジーは,我々の日常生活においても必要不可欠な技術となりつつある。またナノテクノロジーは,情報やバイオ,医療等の様々な分野において,最近特に注目を集めている。本科目では,代表的な計測・加工方法やナノ材料について学び,ナノの世界で起こる現象を理解するとともに,今後の動向を模索することを目的とする。本授業は創造力やプレゼンテーション力を身につけることができる。
授業の進め方・方法:
配布資料を中心に講義を進める。また演習(レポート)を課し,まとめた結果を各自がプレゼンテーションする。ナノテクノロジーは幅広い分野に関連した技術であるが,本科目ではナノテクノロジーの基礎を学ぶ。教科書以外に刻々と開発される最近の技術や新現象等についても調査し,レポートにより報告する。ナノテクノロジーに関する個々の技術はまだ研究段階のものが多く,多岐に渡っているが,本科目ではナノテクノロジーの概略と将来性を理解し,ナノテクノロジーに興味をもってもらうことを期待したい。
注意点:
【新型コロナウイルスの影響により,オンラインにて授業を実施することがあります.】
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(授業方法,ナノテクノロジーの概要) |
ナノテクノロジーの概要等を理解し説明できる
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2週 |
ナノテクノロジーの歴史、ナノテクのアプローチ、グラフェン、超分子、フラーレンとカーボンナノチューブ、ナノ粒子、転位とナノ組織 |
ナノテクノロジーの歴史、ナノテクのアプローチ、グラフェン、超分子、フラーレンとカーボンナノチューブ、ナノ粒子、転位とナノ組織を理解し説明できる
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3週 |
走査プローブ顕微鏡、表面電位顕微鏡、摩擦力顕微鏡、アトミックマニュピュレーション、ナノインデンテーシ |
走査プローブ顕微鏡、表面電位顕微鏡、摩擦力顕微鏡、アトミックマニュピュレーション、ナノインデンテーシを理解し説明できる
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4週 |
ナノテクノロジー関連のVTR鑑賞 |
ナノテクノロジー関連のVTR鑑賞をし,その概要を説明できる
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5週 |
電子顕微鏡、シンクロトロン放射、核磁気共鳴法、TOF質量分析計、MEMS、極高真空技術 |
電子顕微鏡、シンクロトロン放射、核磁気共鳴法、TOF質量分析計、MEMS、極高真空技術を理解し説明できる
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6週 |
ナノ加工とナノ研磨、分子動力学、原子メモリ、ドラッグデリバリバイオ分子素子、ナノフォトニクス、バイオマシン、光ピンセット、フォトニック結晶、バイオチップ、マイクロTAS |
ナノ加工とナノ研磨、分子動力学、原子メモリ、ドラッグデリバリバイオ分子素子、ナノフォトニクス、バイオマシン、光ピンセット、フォトニック結晶、バイオチップ、マイクロTASを理解し説明できる
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7週 |
アトムプローブ、自己組織化現象(ブレゼン課題) |
アトムプローブ、自己組織化現象(ブレゼン課題)を理解し説明できる
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
答案返却・解説説明 |
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10週 |
プレゼンテーション(1) |
ナノテクノロジーの最近の技術や新現象等を調査し説明できる
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11週 |
プレゼンテーション(2) |
ナノテクノロジーの最近の技術や新現象等を調査し説明できる
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12週 |
プレゼンテーション(3)
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ナノテクノロジーの最近の技術や新現象等を調査し説明できる
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13週 |
プレゼンテーション(4) |
ナノテクノロジーの最近の技術や新現象等を調査し説明できる
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14週 |
プレゼンテーション(5) |
ナノテクノロジーの最近の技術や新現象等を調査し説明できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
答案返却・解説説明 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポートおよび発表 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 70 | 30 | 100 |