材料力学Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 材料力学Ⅱ
科目番号 0283 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 渥美・鈴木・三ヶ田:「材料力学Ⅰ」(森北出版)
担当教員 中迫 正一

到達目標

1.曲がりはりの応力およびたわみが計算できる.
2.円形リング,フック,チェーンリンクなどの応力が計算できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1曲がりはりの応力およびたわみが適切に計算できる.曲がりはりの応力およびたわみが計算できる.曲がりはりの応力およびたわみが計算できない.
評価項目2円形リング,フック,チェーンリンクなどの応力が適切に計算できる.円形リング,フック,チェーンリンクなどの応力が計算ができる.円形リング,フック,チェーンリンクなどの応力が計算ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械を構成する機械要素には,円形リング,フック,チェーンリンクなど軸線が無負荷の状態で曲がっているものがある.これらの機械要素を安全に設計するためには,曲がりはりの応力およびたわみに関する知識が必要であり,ここでは,曲がりはりの応力や変形量を求めることを学習する.
本授業は,就職に関連する.
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とする.
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
将来,開発・設計分野の業務に就く場合には必須となるので,熱意を持って学習に取り組んでもらいたい.
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問に来ること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 曲がりはり 曲がりはりの断面係数が計算できる.
2週 曲がりはり 曲がりはりの応力が計算できる.
3週 曲がりはり 曲がりはりの応力が計算できる.
4週 曲がりはり 円形リングの応力が計算ができる.
5週 曲がりはり フックの応力が計算ができる.
6週 演習問題 チェーンリンクの応力が計算ができる.
7週 後期中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 曲がりはり 曲がりはりのたわみが計算できる.
10週 曲がりはり 曲がりはりのたわみが計算できる.
11週 曲がりはり 薄肉曲がりはりの応力およびたわみが計算できる.
12週 曲がりはり 薄肉曲がりはりの応力およびたわみが計算できる.
13週 曲がりはり カスティリアノの定理より薄肉曲がりはりのたわみが計算できる.
14週 演習問題 カスティリアノの定理より薄肉曲がりはりのたわみが計算できる.
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。4
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。4
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。4
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。4
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。4
部材が曲げやねじりを受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。4
カスティリアノの定理を理解し、不静定はりの問題などに適用できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000