概要:
機械力学は機械に関連した動力学の問題,すなわち振動,衝撃,安定性などについて学習する学問で,機械の運転に対する障害および機械が環境に与える害をいかに除くか,また動力学の問題をいかに利用するかなど,機械の設計に際して重要な役割を果たしている.このため,振動についての基本的な事項および代表的な機械の動特性について学習する.本授業は就職および進学の両方に関連する
授業の進め方・方法:
講義を基本とし,適宜課題レポートを課す.この科目は学習単位科目のため,レポートによる課題を課すとともにプレゼンテーションを義務付け,提出物の評価およびプレゼンテーションの内容によって学習状況を確認する。【コロナの影響で授業内容を変更する可能性があります。】
注意点:
質問等は,授業後も積極的に利用してください.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。 | 4 | 前1 |
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。 | 4 | 前1 |
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。 | 4 | 前2 |
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。 | 4 | 前3 |
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。 | 4 | 前4 |
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。 | 4 | 前5 |
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。 | 4 | 前6 |
仕事の意味を理解し、計算できる。 | 4 | 前6 |
てこ、滑車、斜面などを用いる場合の仕事を説明できる。 | 4 | 前8 |
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 4 | 前9 |
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。 | 4 | 前10 |
動力の意味を理解し、計算できる。 | 4 | 前11 |
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。 | 4 | 前12 |
運動量および運動量保存の法則を説明できる。 | 4 | 前12 |
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。 | 4 | 前13 |
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。 | 4 | 前14 |
振動の種類および調和振動を説明できる。 | 4 | 前13 |
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 前11 |
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 前13 |
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 前14 |
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 前14 |