現代文Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 現代文Ⅰ
科目番号 0002 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『改訂版 国語総合 現代文編』(数研出版)『プレミアムカラー 国語便覧』(数研出版)『新版 チャレンジ常用漢字』(第一学習社)
担当教員 外村 彰

到達目標

1.日本語で書かれた文章を的確に読解すること。
2.さまざまな文章を読解することで思索する力、豊かな感性を涵養すること。
3.作品が書かれた時代(文学史)や作家に関する知識を身につけること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語で書かれた文章を的確に読解できる日本語で書かれた文章を読解できる日本語で書かれた文章を読解できない
評価項目2さまざまな文章を読解することで思索する力、豊かな感性を養うことが的確にできるさまざまな文章を読解することで思索する力、豊かな感性を養うことができるさまざまな文章を読解することで思索する力、豊かな感性を養うことができない
評価項目3作品が書かれた時代や作家に関する知識を身につけることが的確にできる作品が書かれた時代や作家に関する知識を身につけることができる作品が書かれた時代や作家に関する知識を身につけることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本語で書かれた文章を的確に理解する能力を養うため、小説、評論などの文章を読解する。また、自分の考えをまとめ表現できる思索力と言語能力を身につける。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。週に一度を目安に漢字テストを実施する。適宜、課題提出も課す。夏期休暇課題は読書感想文。
注意点:
授業態度は常に真摯にとり組む姿勢が基本です。積極的に学び、文章を読むことの楽しさ、奥深さに向き合ってください。不真面目な態度は相応に減点の対象とします。
(新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
随想「知の体力」(永田和宏)
1,自己紹介文を書く。
随想「知の体力」を読解する。「勉強」「学問」について理解し、筆者の主張する「知の体力」の意味について自ら考察する。

2週 随想「知の体力」(永田和宏)
3週 随想「知の体力」(永田和宏)
4週 小説「羅生門」(芥川龍之介) 2,小説「羅生門」を読み、鑑賞する。作品の主題・構成・表現方法を理解する。作者や時代背景・文学史に関する知識を身につけ、より作品の理解を深める。原典との対照によって作品の主題を考察する。
5週 小説「羅生門」(芥川龍之介)
6週 小説「羅生門」(芥川龍之介)
7週 小説「羅生門」(芥川龍之介)
8週 小説「羅生門」(芥川龍之介)
2ndQ
9週 小説「羅生門」(芥川龍之介)
10週 短歌と俳句 3,短歌八首・俳句八句から選ぶ作品を鑑賞する。詩情のありかを的確に捉える。表現に込められた感性を様々な角度から読みとる。作者や背景に対する知識を学び、人生の意味について考える。それぞれの創作を課題とする。
11週 短歌と俳句
12週 短歌と俳句, 評論「水の東西」(山崎正和) 4,評論「水の東西」を読解する。論理の展開を的確に捉える。筆者の東西文化に関わる主張、今日に生きている伝統的な美意識について各自で思考をめぐらす。
13週 評論「水の東西」(山崎正和)
14週 評論「水の東西」(山崎正和)
15週 期末試験
16週 答案返却・諸課題

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合404000200100
基礎的能力404000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000