電気基礎

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電気基礎
科目番号 0024 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 西巻、森、荒井 「電気回路の基礎 第3版」(森北出版)
担当教員 横瀬 義雄

到達目標

1.電界の強さおよび電束密度について計算できる。
2.静電容量および静電エネルギーが計算できる。
3.磁界の強さおよび磁束密度について計算できる。
4.電磁力および電磁誘導作用がけいさんできる。
5.直流回路で扱う素子について,適切に説明できる。
6.簡単な直流回路の合成抵抗および電圧,電流,電力の計算ができる。
7.直流直列並列回路について,合成抵抗,電圧,電流の計算ができる。
8.キルヒホッフ則によって,直流回路網の電圧,電流の計算ができる。
9.網目電流法によって,直流回路網の電圧,電流の計算ができる。
10.重ね合わせの理によって,直流回路網の電圧,電流の計算ができる。
11.鳳・テブナンの定理およびノートンの定理によって,直流回路網の電圧,電流の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気磁気の応用的計算ができる電気磁気の計算ができる電気磁気の計算ができない
評価項目2直流回路に関する応用的計算ができる直流回路に関する計算ができる直流回路に関する計算ができない
評価項目3直流回路網に関する応用的計算ができる直流回路網に関する計算ができる直流回路網に関する計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気工学の概論を扱う基礎科目である。この科目を通じて電気の基礎概念を理解し,数学や物理学が電気工学のどこに使われているかを習得する。ここでは直流回路,静電気学,静磁気および電流の作る磁気について学習する。本授業は進学と就職に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、課題のレポートを適宜課す。小テストを4回実施する。
注意点:
電気工学の基礎となりこれからの専門科目につながる授業なので,十分勉強すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業概要の説明
2週 静電気 電界の強さ,電束密度
3週 静電気 電界の強さ,電束密度
4週 静電気 電位
5週 静電気 静電容量
6週 静電気 静電エネルギー
7週 中間試験 中間試験
8週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
2ndQ
9週 磁気 電流と磁気
10週 磁気 磁界の強さ
11週 磁気 磁束密度
12週 磁気 電磁力
13週 磁気 電磁誘導
14週 磁気 磁化
15週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
16週
後期
3rdQ
1週 直流回路 電気回路と基礎電気量
2週 直流回路 直流電源,抵抗
3週 直流回路 インダクタンス
4週 直流回路 キャパシタンス
5週 直流回路 抵抗の直列・並列接続
6週 直流回路 分圧,分流
7週 中間試験 中間試験
8週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
4thQ
9週 直流回路網 直流回路の直並列接続
10週 電気回路網 キルヒホッフ則
11週 電気回路網 網目電流法
12週 電気回路網 重ね合わせの理
13週 電気回路網 鳳・テブナンの定理
14週 電気回路網 ノートンの定理
15週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。3
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。3
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力60001020090
専門的能力000010010
分野横断的能力0000000