制御工学

Course Information

College Kure College Year 2016
Course Title 制御工学
Course Code 0025 Course Category Specialized / 選択必修
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Electrical Engineering and Information Science Student Grade 4th
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 杉江俊治,「フィードバック制御入門」(コロナ社)
Instructor

Course Objectives

1.簡単なラプラス変換,逆変換を行うことができる。
2.微分方程式からラプラス変換を用いて伝達関数を求めることができる。
3.ブロック線図の簡略化を行うことができる。
4.ステップ応答曲線から1次遅れ+むだ時間系の伝達関数を求めることができる。
5.伝達関数の極から系の安定判別を行うことができる。
6.周波数応答の意味が分かる
7.1次系および2次系のベクトル軌跡の概形を描ける
8.1次系および2次系のボード線図から系の安定判別を行うことができる。
9.ベクトル軌跡およびボード線図から系の安定判別を行うことができる。
10.設計仕様を満足するPIDパラメータの調整を行うことができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ダイナミカルシステムを組み合わせて,計算や説明できる。ダイナミカルシステムについて,計算や説明できる。ダイナミカルシステムについて,計算や説明できない
評価項目2過渡応答と安定性を組み合わせた,計算や説明ができる過渡応答と安定性について,計算や説明ができる過渡応答と安定性について,計算や説明ができない
評価項目3フィードバック制御系の設計法を説明でき,設計ができるフィードバック制御系の設計法を説明できるフィードバック制御系の設計法を説明できない

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
 制御とは「ある目的に適合するように対象となっているものに所要の操作をくわえること」と定義されている。このような操作を分析する事から出発し,機械装置にこれを行わせる自動制御系について学習する。本授業は進学と就職に関連する。
Style:
講義を基本とし、定期試験以外に課題レポートを提出させる。必要に応じてプログラム演習を行う。
Notice:
複雑な数式を取り扱うが,これらに惑わされることなく,本質を理解するように心がけて下さい。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ダイナミカルシステムの表現 微分方程式
2nd ダイナミカルシステムの表現 微分方程式
3rd ダイナミカルシステムの表現 伝達関数
4th ダイナミカルシステムの表現 伝達関数
5th ダイナミカルシステムの表現 ブロック線図
6th ダイナミカルシステムの表現 ブロック線図
7th 中間試験
8th 答案返却・解答説明,ダイナミカルシステムの表現 インパルス応答とステップ応答
2nd Quarter
9th 過渡応答と安定性 インパルス応答とステップ応答
10th 過渡応答と安定性 1次系の応答
11th 過渡応答と安定性 1次系の応答
12th 過渡応答と安定性 2次系の応答
13th 過渡応答と安定性 ダイナミカルシステムの安定性
14th 過渡応答と安定性 ダイナミカルシステムの安定性
15th 答案返却・解答説明
16th
2nd Semester
3rd Quarter
1st 周波数応答 周波数応答と伝達関数
2nd 周波数応答 ベクトル軌跡
3rd 周波数応答 ボード線図
4th 周波数応答 ボード線図
5th フィードバック制御系の安定性 フィードバック系の内部安定性
6th フィードバック制御系の安定性 ナイキスト線図
7th 中間試験
8th フィードバック制御系の安定性 ゲイン余裕,位相余裕
4th Quarter
9th フィードバック制御系の設計法 設計手順と性能評価
10th フィードバック制御系の設計法 設計手順と性能評価
11th フィードバック制御系の設計法 PID補償
12th フィードバック制御系の設計法 PID補償
13th フィードバック制御系の設計法 位相進み遅れ補償
14th フィードバック制御系の設計法 位相進み遅れ補償
15th 答案返却・解答説明
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70000300100
基礎的能力2000020040
専門的能力3000010040
分野横断的能力200000020