現代文

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 現代文
科目番号 0025 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『現代文B』(三省堂)
担当教員 上芝 令子

到達目標

1.日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を正しく読解すること。
2.さまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけること。
3.作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を正しく読解することができる日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を読解することができる日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を読解することができない
評価項目2さまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけることが適切にできるさまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけることができるさまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけることができない
評価項目3作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につけることが適切にできる作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につけることができる作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につけることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる
本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年次での「国語総合(現代文)」に引き続き、国語を的確に理解し、適切に表現できる基礎学力、日本語日本文化に関する見識を身につけるために、現代日本の思想や文化を代表する評論・小説・詩などを学習する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。適宜課題提出も課す。
注意点:
授業に対する真摯な態度が何より基本である。作品を理解し、自らの頭でしっかり考える力を積極的に養おうとする姿勢が重要である。発想の幅を広げ、自由にものを見る思考のレッスンにより、教養の幅を広げていってもらいたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、中島敦の文学 1.小説:山月記(中島敦)
東西の芸術観の相違点、美意識の異なりについて考える。
今日に生きている伝統的な美意識について各自で思考をめぐらす。
2週 中島敷「山月記」
3週 中島敷「山月記」
4週 中島敷「山月記」
5週 中島敷「山月記」
6週 中島敷「山月記」
7週 中間試験
8週 丸山真男「である」ことと「する」こと 2.評論:「である」ことと「する」こと(丸山真男)
論理の展開を的確にとらえる。
筆者の主張をさまざまな角度から批評する。
4thQ
9週 丸山真男「である」ことと「する」こと
10週 丸山真男「である」ことと「する」こと
11週 丸山真男「である」ことと「する」こと
12週 丸山真男「である」ことと「する」こと



13週 宮沢賢治「永訣の朝」 3.詩:永訣の朝(宮沢賢治)
作品の主題と心情を理解する。
宮沢賢治の他の詩を読み、鑑賞する。
作者や背景についての知識を深める。
14週 宮沢賢治「永訣の朝」
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3後8
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3後12
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3後8
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3後12
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3後8,後12
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3後8,後12
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3後8,後12
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000