電気基礎Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気基礎Ⅰ
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 西巻、森、荒井 「電気回路の基礎 第3版」(森北出版)
担当教員 氷室 貴大

到達目標

1.電気工学に用いる指数計算や単位を理解する。
2.電気回路と基礎電気量を理解する。
3.回路要素の基本的性質について学ぶ。
4.直流回路の基本について理解する。
5.直流回路網について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気に関する指数表記の計算と単位を説明できる電気に関する指数表記の計算と単位を理解している電気に関する指数表記の計算と単位を理解していない
評価項目2直流回路網に関する応用的計算ができる直流回路網に関する計算ができる直流回路網に関する計算ができない
評価項目3直流回路網の定理に関する応用的計算ができる直流回路網の定理に関する計算ができる直流回路網の定理に関する計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気工学の概論を扱う基礎科目である。この科目を通じて電気の基礎概念を理解し,数学や物理学が電気工学のどこに使われているかを習得する。ここでは電気回路における基礎的事項と直流回路について学習する。本授業は進学と就職に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、授業内で小テストを実施する。また、適宜課題レポートを課す。
注意点:
電気工学の基礎となりこれからの専門科目につながる授業なので、十分勉強すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業概要の説明
2週 電気工学基礎 指数・仮数・基数を理解し、これらを用いた計算ができる。
3週 電気工学基礎 浮動小数点数を理解し、これを用いた計算ができる。電気工学で用いる単位を理解する。
4週 電気回路と基礎電気量 電荷と電流 、電圧を説明できる。
5週 電気回路と基礎電気量 電力量と電力を説明し、これらを計算できる。
6週 問題演習 問題演習
7週 直流回路の基本 オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。
8週 直流回路の基本 オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。
2ndQ
9週 直流回路網 合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。
10週 直流回路網 合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。
11週 直流回路網 抵抗のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。
12週 直流回路網 ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。
13週 回路要素の基本的性質 直流と交流の特徴を説明できる。インダクタンスとキャパシタンスについて理解する。
14週 問題演習 問題演習
15週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。2前4
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。3前7,前8
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3前9,前10
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。2前12
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。3前5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力5000020070
専門的能力2000010030
分野横断的能力0000000