電気基礎Ⅱ

１．直流回路網について理解する。
２．直流回路網の基本定理について理解する。
３．直流回路網の諸定理について理解する。
４．電磁界の諸定理について理解する。

学習・教育到達度目標本科の学習・教育目標 (HC) 説明

概要:

電気工学の概論を扱う基礎科目である。この科目を通じて電気の基礎概念を理解し、数学や物理学が電気工学のどこに使われているかを習得する。ここでは直流回路、静電気学、静磁気および電流の作る磁気について学習する。本授業は進学と就職に関連する。

授業の進め方・方法:

講義を基本とし、授業内で小テスト（演習問題）を実施する。新型コロナウィルスの影響により、授業内容を一部変更する可能性があります。

注意点:

電気工学の基礎となりこれからの専門科目につながる授業なので、十分勉強すること。

アクティブラーニング	ICT 利用	遠隔授業対応	実務経験のある教員による授業

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	直流回路網の基本定理	キルヒホッフの法則を用いて直流回路の計算ができる。
		2週	直流回路網の基本定理	キルヒホッフの法則を用いて直流回路の計算ができる。
		3週	直流回路網の基本定理	網目電流法および節点電位法を用いて回路の計算ができる。
		4週	直流回路網の基本定理	重ねの理を用いて回路の計算ができる。
		5週	直流回路網の諸定理	鳳・テブナンの定理およびノートンの定理を用いて、回路の計算ができる。
		6週	問題演習	問題演習
		7週	中間試験	中間試験
		8週	答案返却・解答説明	答案返却・解答説明
	4thQ
		9週	電磁気学の諸定理	SI単位、基本単位、組立単位について説明ができる。導体の性質を説明できる。
		10週	電磁気学の諸定理	電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力、点電荷によって発生する電界、電位等を計算できる。
		11週	電磁気学の諸定理	電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。
		12週	電磁気学の諸定理	静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。
		13週	電磁気学の諸定理	電流が作る磁界をアンペールの法則を用いて計算できる。
		14週	問題演習	問題演習
		15週	答案返却・解答説明	答案返却・解答説明
		16週

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週
専門的能力	分野別の専門工学	電気・電子系分野	電気回路	キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。	3	後1,後2
				重ねの理を用いて、回路の計算ができる。	3	後4
				網目電流法を用いて回路の計算ができる。	3	後3
				節点電位法を用いて回路の計算ができる。	3	後3
				テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。	3	後5
			電磁気	電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。	2	後10
				電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。	2	後11
				導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。	2	後9
				静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。	2	後12
				コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。	2	後12
				電流が作る磁界をアンペールの法則を用いて計算できる。	2	後13
				磁界中の電流に作用する力を説明できる。	2	後13
				ローレンツ力を説明できる。	2	後13
			計測	SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。	4	後9