概要:
本授業では,情報処理に関する基礎知識を学習する。また情報を処理・活用する上で重要なプログラミングの基礎も学ぶ。本授業は進学と就職に関連する。前期の「情報リテラシー」と本授業を修得することで,文部科学省が認定している「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に到達することができる。
授業の進め方・方法:
前半(中間試験まで)は情報リテラシー教材をもとに説明し,教科書の問題をノートに解き,確認テストを行う。後半(中間試験以降)は配布プリントに従って演習を中心に授業を進める。課題は期限内に提出すること。
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります。】
注意点:
情報処理Iで学ぶ内容は,「基本情報技術者試験」で出題される範囲をカバーしている。情報系の就職・進学を希望している学生は,本科在学中にこの資格を取得してほしい。なおこの科目は,電気情報工学科棟1階の情報処理演習室にて行う。中間試験はCBTで試験を行い,学年末試験はホームルームにて筆記試験を行う。各自のノートパソコン,スマートフォンを忘れずに持参すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
データの表現(情報リテラシー教材第7章) |
ビッグデータ,AIの利活用に関する最新動向およびコンピュータ内におけるデータ(数値,文字等)の表現方法について説明できる。 2進数,10進数,16進数への変換を計算することができる。
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2週 |
アナログとデジタル(情報リテラシー教材第8章) |
アナログ情報とデジタル情報の違いについて説明できる。
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3週 |
アルゴリズムの考え方(情報リテラシー教材第9章) |
同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 C言語,Pythonを用いた簡単なプログラミングができる。
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4週 |
典型的なアルゴリズム(情報リテラシー教材第10章) |
基礎的なアルゴリズムについて理解し,利用することができる。 Pythonを用いて,基礎的なアルゴリズムを実行し,動作を確認することができる。
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5週 |
プログラミング言語(情報リテラシー教材第11章) |
任意のプログラミング言語を用いて,構築したアルゴリズムを実装できる。
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6週 |
要件定義とシステム開発(情報リテラシー教材第12章) |
構築したいシステムの概要を第三者に説明できる。
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7週 |
プログラミングの基礎知識 |
コンパイラとインタプリタの違いを説明することができる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
答案返却・解答説明 プログラミング入門:データの処理・活用法の基本 |
プログラミングの基礎知識を理解し,データ処理等プログラムの骨組みを表現する基本的なフローチャートを書くことができる。
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10週 |
C言語によるプログラミング1: printf関数の使い方 |
C言語のprintf関数を用いて結果を画面に表示することができる。 C言語を用いて,整数と少数の四則演算をすることができる。
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11週 |
C言語によるプログラミング2: scanf関数の使い方 |
C言語のscanf関数を用いてキーボードから任意の入力をすることができる。
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12週 |
C言語によるプログラミング3: 条件分岐,while文による繰り返し |
C言語のif文の使い方を理解し,条件分岐することができる。 C言語のwhile文の使い方を理解し,条件を満たしている間,同じ処理を繰り返すことができる。
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13週 |
C言語によるプログラミング4: for文による繰り返し |
C言語のfor文の使い方を理解し,繰り返し回数があらかじめ決まっている場合の処理をコーディングすることができる。 今まで学んできた命令を駆使して,2次方程式の解を「解の公式」を用いてC言語でコーディングすることができる。
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14週 |
C言語によるプログラミング5: 配列 |
C言語の配列を理解し,for文を用いて配列の各値の合計,平均を計算することができる。学習した関数,構文を基に実データを含むデータ処理ができる。
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15週 |
答案返却・解答説明,授業アンケート |
答案返却・解答説明を行い,学年末試験の内容を整理することで,C言語を用いたプログラミングに関する総合的な理解を深めることができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | 後1 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 1 | 後1 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 1 | 後3 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 1 | 後4 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 1 | 後5 |