科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 歴史
科目番号 0035 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 伊藤純郎ほか編『高等学校日本史B』清水書院
担当教員 菊池 達也

到達目標

1.近世~現代における日本の政治・社会の歴史的展開について理解する。
2.近世~現代における日本と世界の政治・社会が相互にどのような影響を与えたか理解する。
3.近世~現代における日本の政治・社会の問題が現在の問題とどのように繋がっているか理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近世~現代における日本の政治・社会の歴史的展開について詳細に説明できる。近世~現代における日本の政治・社会の歴史的展開について説明できる。近世~現代における日本の政治・社会の歴史的展開について説明できない。
評価項目2近世~現代における日本と世界の政治・社会が相互にどのような影響を与えたか詳細に説明できる。近世~現代における日本と世界の政治・社会が相互にどのような影響を与えたか説明できる。近世~現代における日本と世界の政治・社会が相互にどのような影響を与えたか説明できない。
評価項目3近世~現代における日本の政治・社会の問題が現在の問題とどのように繋がっているか詳細に説明できる。近世~現代における日本の政治・社会の問題が現在の問題とどのように繋がっているか説明できる。近世~現代における日本の政治・社会の問題が現在の問題とどのように繋がっているか説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本近世から現代の歴史を学習する。江戸時代(近世)・明治・大正昭和(戦前)・戦後という大きな時代的枠組を意識しつつ、各時代の政治・社会をそれぞれ学習する。
授業の進め方・方法:
講義形式を中心とする。参考にDVDを視聴する。
注意点:
単語や年代の暗記も重要ですが、時代的枠組みや歴史的展開(歴史の流れ)といったものに重点を置いていきたいと思います。積極的に発言してもらえると助かります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 江戸時代概論
江戸時代がどのような時代であったかを理解する。
2週 江戸幕府の政治構造
江戸時代の政治構造(朝廷・寺社・武士との関係)を理解する。
3週 江戸時代の対外関係
江戸時代の対外関係およびその前提となる世界情勢を理解する。
4週 江戸時代の社会
江戸時代の社会・産業・経済を理解する。
5週 幕府の動揺
江戸幕府による支配が動揺していった要因について理解する。
6週 江戸時代とはどのような時代か
江戸時代がどのような時代であったかを説明できるようにする。
7週 中間試験
8週 幕末・明治時代概論 幕末~明治時代がどのような時代であったか理解する。
2ndQ
9週 幕末の世界情勢 幕末の日本をとりまく世界情勢を理解する。
10週 江戸幕府の崩壊 江戸幕府崩壊の原因とその過程について理解する。
11週 明治維新 明治維新の目的と、そのために何が行われたかを理解する。
12週 国会開設と憲法制定に向けて 国会開設と憲法制定に至る政治過程を理解する。
13週 初期議会と条約改正
初期議会で生じた問題と条約改正までの歴史的展開を理解する。
14週 日清・日露戦争
日清・日露戦争の意義を理解する。
15週 幕末・明治時代とはどのような時代か
幕末~明治時代がどのような時代であったか説明できるようにする。
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 大正時代の世界情勢 第一次世界大戦前の世界情勢を理解する。
2週 第一次世界大戦と国際協調の模索 第一次世界大戦の影響とその後の国際協調の模索について理解する。
3週 政党政治の展開 政党政治がどのように展開したかを理解する。
4週 社会問題と社会主義運動 この時期の社会問題と社会主義運動について理解する。
5週 戦間期の世界と世界恐慌 世界恐慌がどのような影響を及ぼしたか理解する。
6週 二大政党と日中戦争 政党政治から軍国主義への変化の過程を理解する。
7週 大正時代~昭和前期とはどのような時代か 大正時代~昭和前期がどのような時代であったか説明できるようにする。
8週 中間試験
4thQ
9週 第二次世界大戦
第二次世界大戦の原因と経緯を理解する。
10週 冷戦
冷戦のきっかけとその特徴について理解する。
11週 占領下の日本 日本占領がどのように行われたかを理解する。
12週 55年体制
55年体制の成立までの流れと、その下での日本の動きを理解する。
13週 冷戦の終結と終わらない戦い 冷戦終結までの流れと、現在世界がかかえる問題について理解する。
14週 55年体制の崩壊と政権交代の時代 55年体制の崩壊から政権交代までの流れを理解する。
15週 戦後とはどのような時代か 戦後がどのような時代であったか説明できるようにする。
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後3,後4,後6,後7,後11,後12,後14,後15
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。2前1,前2,前4,前5,前6,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後3,後4,後6,後7,後11,後12,後14,後15
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2前1,前2,前4,前5,前6,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後3,後4,後6,後7,後11,後12,後14,後15
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。2前4,後1,後7,後9,後10,後13
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。2前4,後1,後7,後9,後10,後13
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。2前4,後1,後7,後9,後10,後13
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。2後2,後9,後10,後13
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。2後2,後9,後10,後13
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。2前3,前9,前14,後1,後2,後4,後5,後6,後9,後10,後13,後15
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。2前3,前9,前14,後1,後2,後4,後5,後6,後9,後10,後13,後15
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。2前3,前9,前14,後1,後2,後4,後5,後6,後9,後10,後13,後15

評価割合

定期試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力600010300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000