科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 芸術
科目番号 0039 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各テーマに応じて準備する
担当教員 林 和彦,谷村 仰仕,谷村 愛子

到達目標

1.見る探究(興味関心、好奇心、疑問に従い、自分なりのものの見方を探究すること)の重要性や面白さについて認識している。
2.美意識(直感を裏付ける経験や自身の真・美・善)について意識し、言語化する習慣を身につけている。
3.アート思考のフレームワーク(興味関心の延長にある個人的に理想的な未来と現状とのギャップを埋めるべくアクションする)について理解している。
4.1〜3を授業における問答、授業毎に出される課題やグループワークによる対話、アート思考のフレームワークの実践などから得た経験の言語化によって習得を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1”見る探究”について適切に表実践できる。”見る探究”の大切さや面白さについて体験的に知っている。”見る探究”の価値について知らない。
評価項目2自身の”美意識”について言語化ができている。美意識の重要性について知っている。美意識の必要性について知らない。
評価項目3”アート思考のフレームワーク”の実践ができている。”アート思考のフレームワーク”について知っている。”アート思考のフレームワーク”について知らない。
評価項目4個人的な興味や疑問に従い、自分なりのモノの見方や大切な価値観を表現できる。個人的な興味や疑問に従い、自分なりのモノの見方や大切な価値観を言語化できている。個人的な興味や疑問に従い、自分なりのモノの見方や大切な価値観を探究することの重要性を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教員が提供する課題に対して,教員からの情報提供、教員との問答、グループワーク、課題制作、発表といった体験を通じて、理解と能力を養う。
授業の進め方・方法:
演習,グループワーク,講義、制作、発表
注意点:
テーマ内容については、担当教員に授業後等の時間を利用して良く確認して下さい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
そもそもなぜ芸術が必要なのか?
アート思考とは何か?
授業の目的と内容、評価方法を確認する。
バリューズカード
2週 アート思考とは?①
芸術とは?Artとは?
前回の振り返り
アート思考ドリル①②
そもそも論、なぜ今アートなのか?
3週 アート思考とは?②
言葉の探求(VTSを始める前に)
前回の振り返り
アート思考ドリル③
言葉の探求
4週 表現の探求 美術の苦手意識をほぐすべく、色やイメージ、物語をテーマにした表現のワークショップ
5週 工芸思考①  
五感で感じる 茶碗
日本的思考方法を体感するべく、陶芸を使ったワークショップ。
6週 VTS①
20世紀アートとは?
前回の振り返り
アート思考ドリル④
VTS① 
7週 VTS②
20世紀アートとは?
前回の振り返り
アート思考ドリル⑤
VTS②
8週 VTS③④
20世紀アートとは?
前回の振り返り
アート思考ドリル⑥
VTS③、④
4thQ
9週 工芸思考②  
自然との対話 染色
日本的思考方法を探求するべく、染色作品を使ったワークショップ。
10週 VTS⑤⑥
20世紀アートとは?
前回の振り返り
アート思考ドリル⑦
VTS⑤、⑥
11週 VTS⑦
21世紀アートとは?
発表会について
前回の振り返り
アート思考ドリル⑧
VTS⑦
12週 工芸思考③
身を委ねてみる 生花
日本的思考方法を体感するべく、生花を使ったワークショップ。
13週 発表会①
美意識・アート思考について
美意識、もしくはアート思考のフレームワークを使って実践したことについて発表する。
14週 発表会②
美意識・アート思考について
美意識、もしくはアート思考のフレームワークを使って実践したことについて発表する。
15週 発表会③
美意識・アート思考について
美意識、もしくはアート思考のフレームワークを使って実践したことについて発表する。
16週 まとめ・アートからみる日本とは? まとめとして、授業を振り返り、自らの美意識・大切にしたい価値観について言語化を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力創造性・デザイン能力創造性創造性公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合010001080100
基礎的能力010001080100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000