科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 化学
科目番号 0044 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 竹内敬人他「 化学」(東京書籍)、竹内敬人他「ダイナミックワイド 図説化学」(東京書籍)
担当教員 大山 晴香

到達目標

1. 有機化合物の構造と性質について理解し、分子式と構造式が書けるようになること。
2. 有機化合物の分子式を求める計算ができること。
3. 有機化合物と官能基の化学的性質について理解し、化学反応式が書けるようになること。
4. ヨウ素価及びケン価の計算ができること。
5. ベンゼン環の構造と芳香族化合物の性質について理解すること。
6. 芳香族化合物の反応性について理解し、化学反応式が書けるようになること。
7. 合成高分子の分子構造と化学的、物理的性質について理解すること。
8. 天然高分子や生体高分子の分子構造、機能や性質について理解すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化合物の構造と性質について理解し、分子式と構造式が書け,計算が適切にできる有機化合物の構造と性質について理解し、分子式と構造式が書け,計算ができる有機化合物の構造と性質について理解し、分子式と構造式が書け,計算ができない
評価項目2ベンゼン環の構造と芳香族化合物の性質について適切に理解できるベンゼン環の構造と芳香族化合物の性質について理解できるベンゼン環の構造と芳香族化合物の性質について理解できない
評価項目3高分子の分子構造と化学的、物理的性質について適切に理解できる高分子の分子構造と化学的、物理的性質について理解できる高分子の分子構造と化学的、物理的性質について理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる
本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 我々の生活では天然に存在する有機化合物だけでなく、新しい材料を人工的に合成し利用している。そのため、我々の身の回りにあるこれらの物質の生成方法及び化学的・物理的性質について理解することは多種多様な材料を利用したり新たに合成する上で重要な意味を持つ。本授業は、様々な材料に関する基礎的知識とそれを生かすことのできる能力を養うと共に、進学等に関連し,学力向上を身につけることができる。
授業の進め方・方法:
講議及び演習を基本とし、学習内容に沿った実験を行う。実験は個人あるいはグループ実験を行う。
注意点:
教科書の問や演習問題は必ず自分で解くこと。わからないことは溜め込まないで、すぐに解決しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 有機化合物
1. 有機化合物の構造と特徴
2週 有機化合物
2. 脂肪族炭化水素
  飽和炭化水素
不飽和炭化水素
3週 有機化合物
4週 有機化合物
5週 有機化合物
3. 酸素を含む脂肪族化合物
アルコール、エーテル、カルボン酸、エステルなど
6週 有機化合物
7週 中間試験
8週 有機化合物
4. 芳香族化合物
  酸素を含む芳香族化合物
  窒素を含む芳香族化合物
2ndQ
9週 有機化合物
10週 高分子化合物
5. 合成高分子化合物
11週 高分子化合物
6. 天然高分子化合物
  糖類、たんぱく質、核酸
12週 高分子化合物
13週 高分子化合物
14週 高分子化合物
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。1
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。1
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。1
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。2
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。2
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。3
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2
数値計算の基礎が理解できる1
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。1
データの型とデータ構造が理解できる2
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。2
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。3
整数、小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4
基数が異なる数の間で相互に変換できる。4
基本的な論理演算を行うことができる。4
基本的な論理演算を組み合わせて任意の論理関数を論理式として表現できる。3
MIL記号またはJIS記号を使って図示された組み合わせ論理回路を論理式で表現できる。4
論理式から真理値表を作ることができる。4
論理式をMIL記号またはJIS記号を使って図示できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000