応用数学 B

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 応用数学 B
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高遠節夫他5名「新応用数学」(大日本図書)
担当教員 深澤 謙次

到達目標

1.簡単な関数のフーリエ級数の計算ができる。
2.収束定理の説明ができる。
3.簡単な関数の複素形フーリエ級数の計算ができる。
4.簡単な関数のフーリエ変換の計算ができる。
5.たたみこみのフーリエ変換の計算ができる。
6. フーリエ変換を応用して簡単な関数のスペクトルが求められる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1簡単な関数のフーリエ級数を求める計算が適切にできる簡単な関数のフーリエ級数を求める計算ができる簡単な関数のフーリエ級数を求める計算ができない
評価項目2簡単な関数のフーリエ変換を求める計算が適切にできる簡単な関数のフーリエ変換を求める計算ができる簡単な関数のフーリエ変換を求める計算ができない
評価項目3フーリエ変換を応用して簡単な関数のスペクトルを求める計算が適切にできるフーリエ変換を応用して簡単な関数のスペクトルを求める計算ができるフーリエ変換を応用して簡単な関数のスペクトルを求める計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる
本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
フーリエ級数・フーリエ変換についてその基本的な考え方を理解させ、合わせてそれらの基礎的な計算方法に習熟させることを目的とする。さらに、時間があれば工学への応用にも触れ、道具として活用できるように配慮する。本授業は学力の向上に必要である。
授業の進め方・方法:
例題を解きながら講義を進めていき、適宜演習を行う。
注意点:
わからないこと・疑問点などがあったら.、遠慮なく質問すること。わからないことをそのままにしておくと、先に進むにつれてますますわからなくなるので、早いうちに質問するように心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 フーリエ級数の基礎 周期2πの関数のフーリエ級数の定義
2週 フーリエ級数の基礎 周期2πの関数のフーリエ級数の計算
3週 フーリエ級数の基礎 一般の周期関数のフーリエ級数の計算
4週 フーリエ級数の基礎 フーリエ余弦級数とフーリエ正弦級数
5週 フーリエ級数の基礎 フーリエ級数の収束定理と級数の和の公式
6週 フーリエ級数の基礎 複素フーリエ級数
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明 フーリエ変換の基礎 フーリエ変換の定義
4thQ
9週 フーリエ変換の基礎 フーリエの積分定理と逆フーリエ変換
10週 フーリエ変換の基礎 フーリエ余弦変換とフーリエ正弦変換
11週 フーリエ変換の基礎 フーリエ変換の性質
12週 フーリエ変換の基礎 たたみこみのフーリエ変換
13週 フーリエ変換の応用 フーリエ級数・フーリエ変換とスペクトル
14週 フーリエ変換の応用 サンプリング定理
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。4
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000