電気磁気学Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気磁気学Ⅰ
科目番号 0076 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 山口 昌一郎 「基礎 電磁気学(改訂版)」(オーム社)
担当教員 黒木 太司

到達目標

1. 積分表現によるクーロンの法則,ガウスの法則が理解でき,電界の計算ができる。
2. 静電ポテンシャルが理解でき,電位の計算ができる。
3. 様々な電極構造に対して電界,電位の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電界の計算が適切にできる電界の計算ができる電界の計算ができない
評価項目2静電容量の計算が適切にできる静電容量の計算ができる静電容量の計算ができない
評価項目3様々な電界,電位の計算が適切に できる様々な電界,電位の計算ができる様々な電界,電位の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
マクスウェルの方程式を理解する過程として,静電界について電界,電位などの基本法則を理解することを目的とする。本授業は学力の向上に必要で,就職および進学の両方に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、適宜課題を課す。
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
理解できない点や質問等があれば適宜質問し、教科書の演習問題を解くこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数学的基礎1 ベクトル代数が理解できる
2週 数学的基礎2 微分法、積分法が理解できる
3週 クーロンの法則と電界 クーロンの法則と電界の定義が理解できる
4週 電束密度とガウスの法則 ガウスの法則を用いた電界計算ができる
5週 電位 電位の定義が理解でき、その計算ができる
6週 電界と電束密度の境界条件 電界と電束密度の境界条件が理解でき、その計算ができる
7週 演習
演習
8週 演習 演習
2ndQ
9週 種々の帯電体による電界と電位1 帯電球の電界が計算できる
10週 種々の帯電体による電界と電位2 帯電球の電界が計算できる
11週 種々の帯電体による電界と電位3 帯電円筒の電界が計算できる
12週 種々の帯電体による電界と電位4 帯電平面の電界が計算できる
13週 演習 演習
14週 演習 演習
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。4
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力4000010050
専門的能力4000010050
分野横断的能力0000000