電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0077 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 山口 昌一郎 「基礎 電磁気学(改訂版)」(オーム社)及び講義ノート、プリントを基本とする。
担当教員 黒木 太司

到達目標

1. 微分表現によるガウスの法則が理解でき,電界や電位の計算ができる。
2. 静電容量の計算ができる。
3. 誘電体中の電界などの計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電界,電位の計算が適切にできる電界,電位の計算ができる電界,電位の計算ができない
評価項目2静電容量の計算が適切にできる静電容量の計算ができる静電容量の計算ができない
評価項目3誘電体中の電界などの計算が適切に できる誘電体中の電界などの計算ができる誘電体中の電界などの計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
マクスウェルの方程式を理解する過程として,静電界について電界,電位などの基本法則を理解することを目的とする。本授業は学力の向上に必要で,就職および進学の両方に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、適宜課題を課す。
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
理解できない点や質問等があれば適宜質問し、教科書の演習問題を解くこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 数学的基礎1 ベクトル関数の微分が理解できる
2週 数学的基礎2 ベクトル関数の積分が理解できる
3週 電界に関する物理現象の微分表示1 電界に関する物理現象の微分表示が理解できる
4週 電界に関する物理現象の微分表示2 静電界におけるラプラスの式や電気双極子の計算ができる
5週 静電容量1 静電容量が理解できる
6週 静電容量2 静電容量が計算できる
7週 静電容量3 電気鏡像法による計算が理解できる
8週 演習 演習
4thQ
9週 誘電体を含む電界1 誘電体と誘電の分極が理解できる
10週 誘電体を含む電界1 誘電体中の電界が理解できる
11週 誘電体を含む電界1 静電エネルギーと誘電体に働く力が理解できる
12週 静電界における境界条件 境界における電界や電束密度の振る舞いが理解できる
13週 電流界1 電流連続の式と電流の境界条件が理解できる
14週 電流界2 接地抵抗が計算できる
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4
静電エネルギーを説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力4000010050
専門的能力4000010050
分野横断的能力0000000