電気回路Ⅴ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気回路Ⅴ
科目番号 0092 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリントなどを配布する。
担当教員 黒木 太司

到達目標

1. ラプラス変換を利用して電気回路の過渡現象が計算でき、その物理現象が説明できる
2.各種四端子回路の表現算出、等価変換、動作伝送量の計算ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1回路の過渡応答が適切に計算できる回路の過渡応答が計算できる回路の過渡応答が計算できない
評価項目2各種四端子回路の表現算出、等価変換、動作伝送量の適切な計算ができる各種四端子回路の表現算出、等価変換、動作伝送量の計算ができる各種四端子回路の表現算出、等価変換、動作伝送量の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種回路の過渡現象、各種回路の四端子回路表示について基礎的な解析方法から応用技術までを説明する、また回路解析に必要な計算能力が習得できるよう多くの演習問題を課題として学習できるよう配慮する。本授業は学力向上に必要である。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、適宜に演習、課題提出を実施する
注意点:
授業内容で不明な点あれば放課後、土日曜日等を利用して随時質問すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 過渡現象 回路素子の電気的性質が理解できる
2週 過渡現象 定常界と交流のフェーザー表示が理解できる
3週 過渡現象 ラプラス変換が計算できる
4週 過渡現象 R-C・R-L直流回路の過渡応答が計算できる
5週 過渡現象 過渡応答時のエネルギの移動が説明できる
6週 過渡現象 交流回路の過渡応答が計算できる
7週 中間試験 合格点をとる
8週 答案返却・解答説明 解答例が理解出来る
2ndQ
9週 四端子回路網 回路網をイミタンス行列で表現できる
10週 四端子回路網 回路網を縦続行列で表現できる
11週 四端子回路網 回路網の諸接続、回路合成が表現できる
12週 四端子回路網 接続された回路網が計算出来る
13週 四端子回路網 回路網を等価変換できる
14週 四端子回路網 種々の回路網が計算出来る
15週 四端子回路網 種々の回路網が計算出来る
16週 答案返却・解答説明 解答例が理解出来る

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4前5
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。4前2
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。4前1,前4
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。4前2
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4前2
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。4前9
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。4前9
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4前5
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4前5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000