科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 歴史
科目番号 0093 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 伊藤純郎ほか編『高等学校日本史B』清水書院
担当教員 宇根 俊範

到達目標

1.江戸時代との政治構造(朝廷・寺社・武士との関係)を理解する。
2.江戸時代の対外関係およびその前提となる世界状況を理解する。
3.江戸時代の産業・社会・文化を理解する。
4.明治維新の目的と、そのために何が行われたかを理解する。
5.大日本帝国憲法の特徴を理解する。
6.日清・日露戦争が日本にとってどのような意味を持っていたか理解する。
7.大正から昭和初期にかけて、どのように政党政治が展開したかを理解する。
8.第一次世界大戦前後の国際情勢と日本の国際的な立場を理解する。
9.日本が日中戦争、アジア・太平洋戦争に至る経緯を理解する。
10.敗戦後、日本占領がどのようになされたかを理解する。
11.戦後における日米の関係を理解する。
12.現在の日本がかかえている問題について考えることが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1江戸時代との政治構造や産業・社会・文化などを詳細に理解できる江戸時代との政治構造や産業・社会・文化などを理解できる江戸時代との政治構造や産業・社会・文化などを理解できない
評価項目2明治維新の目的と、そのために何が行われたか,大日本帝国憲法の特徴を詳細に理解できる明治維新の目的と、そのために何が行われたか,大日本帝国憲法の特徴を理解できる明治維新の目的と、そのために何が行われたか,大日本帝国憲法の特徴を理解できない
評価項目3大正から昭和にかけての政治,国際情勢,戦争,現在の日本がかかえている問題について詳細に理解できる大正から昭和にかけての政治,国際情勢,戦争,現在の日本がかかえている問題について理解できる大正から昭和にかけての政治,国際情勢,戦争,現在の日本がかかえている問題について理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本近世から近現代の歴史を学習する。江戸時代(近世)・明治・大正昭和(戦前)・戦後という大きな時代的枠組を意識しつつ、各時代の政治・社会・文化をそれぞれ学習する。
授業の進め方・方法:
講義形式を中心とする。参考にビデオを視聴する。
注意点:
単語や年代の暗記も重要ですが、時代的枠組みや歴史的展開といったものに重点を置いていきたいと思います。積極的に発言してもらえると助かります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 江戸時代とはどのような時代か
江戸時代がどのような時代であったかを理解する。
2週 江戸幕府の政治構造
江戸時代の政治構造(朝廷・寺社・武士との関係)を理解する。
3週 江戸時代の対外関係
江戸時代の対外関係およびその前提となる世界状況を理解する。
4週 江戸時代の産業・経済
江戸時代の産業・経済の状況を理解する。
5週 江戸時代の社会構造
江戸時代の社会構造を理解する。
6週 江戸時代の文化・学問
江戸時代の文化・学問を理解する。
7週 中間試験
8週 幕末・明治の世界状況
幕末・明治の日本をとりまく世界状況を理解する。
2ndQ
9週 幕末
幕末の政治状況がどのように展開したか理解する。
10週 明治新政府の構想と展開
明治維新の目的と、そのために何が行われたかを理解する。
11週 国会開設と憲法制定に向けて
国会開設と憲法制定に至る政治過程を理解する。
12週 憲法と初期議会
大日本帝国憲法の特徴を理解する。
13週 日清戦争
日清戦争の意義を理解する。
14週 日露戦争
日露戦争の意義を理解する。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 国際状況の変化
第一次世界大戦前の世界状況を理解する。
2週 政党政治の展開
政党政治がどのように展開したかを理解する。
3週 第一次世界大戦と日本
第一次世界大戦で被害が大きくなった理由を理解する。
4週 国際協調の時代
第一次世界大戦後の世界状況と日本の立場を理解する。
5週 社会問題と社会主義運動
この時期の社会問題と社会主義運動について理解する。
6週 二大政党と世界恐慌
政党政治から軍国主義への変化の過程を理解する。
7週 日中戦争・アジア・太平洋戦争
日中戦争およびアジア・太平洋戦争の原因と経緯を理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 占領下の日本
日本占領がどのように行われたかを理解する。
10週 日本国憲法
日本国憲法について理解する。
11週 日本の独立と55年体制の成立
55年体制の成立と性格を理解する。
12週 高度経済成長の光と影
55年体制下の日本の動きを理解する。
13週 国際状況の変化と模索する日本
70年代の国際状況の変化とそれによる日本への影響を理解する。
14週 55年体制の終焉から政権交代へ
55年体制の崩壊から政権交代までの流れを理解する。
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75200500100
基礎的能力75200500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000