微分積分Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 微分積分Ⅰ
科目番号 0095 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 高遠節夫他「新微分積分」(大日本図書)
担当教員 川勝 望

到達目標

1.微分法の概念を理解し,極限や導関数が求められること
2.微分法の応用として,接線,不定形の極限,関数の極値,変曲点などが計算できること
3.積分法の概念を理解し,不定積分,定積分が計算できること
4.積分の応用として,面積,長さ,体積などが計算できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微分の計算が適切にできる微分の計算ができる微分の計算ができない
評価項目2積分の計算が適切にできる積分の計算ができる積分の計算ができない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1変数関数について微分法と積分法の基本的概念を明確にし,いろいろな関数の導関数および積分の計算を学習する。また,応用問題としての極値や面積を求める。本授業は学力の向上に必要である。
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とし,プリント課題などを実施する
注意点:
微分積分学は自然科学・工学の基礎となる科目ですから,十分理解するよう努力してください。そのため,自分で実際に数多くの問題を解いて基本的な計算力を身につけることが重要です。また,分からないところは放置せずに積極的に質問してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 関数の極限と導関数 関数の極限,連続性が理解できる。
2週 関数の極限と導関数 微分係数,導関数,導関数の公式が理解できる。
3週 関数の極限と導関数 微分係数,導関数,導関数の公式が理解できる。
4週 いろいろな関数の導関数 三角関数,逆三角関数の導関数が理解できる。
5週 いろいろな関数の導関数 三角関数,逆三角関数の導関数が理解できる。
6週 いろいろな関数の導関数 指数関数,対数関数の導関数が理解できる。
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明,関数の変動 指数関数,対数関数の導関数が理解できる。
2ndQ
9週 いろいろな関数の導関数 指数関数,対数関数の導関数が理解できる。
10週 いろいろな関数の導関数
11週 いろいろな関数の導関数
12週 いろいろな関数の導関数
13週 微分法の応用 関数の増減,極値,最大・最小,グラフの接線が理解できる。
14週 微分法の応用 不定形の極限が理解できる。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 微分法の応用 高次導関数,曲線の凹凸が理解できる。
2週 微分法の応用 媒介変数表示の微分法,速度と加速度が理解できる。
3週 定積分と不定積分 定積分・不定積分の定義と関係が理解できる。
4週 定積分と不定積分 定積分・不定積分の定義と関係が理解できる。
5週 積分の計算 不定積分の計算が理解できる。
6週 積分の計算 不定積分の計算が理解できる。
7週 積分の計算 定積分の計算が理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却・解答説明,面積 定積分の計算が理解できる。
10週 置換積分,部分積分 置換積分,部分積分が理解できる。
11週 置換積分,部分積分 置換積分,部分積分が理解できる。
12週 置換積分,部分積分 置換積分,部分積分が理解できる。
13週 積分法の応用 面積,曲線の長さ,立体の体積が理解できる。
14週 積分法の応用 面積,曲線の長さ,立体の体積が理解できる。
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3前1
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3前1
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3前1,前2
合成関数の導関数を求めることができる。3前2
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3前4,前6
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。3前4
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3前13
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3前13
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3前13
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3後1
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3後2
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3後3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3後10
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3後4
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3後5,後7
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3後13
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。3後13
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000