科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語
科目番号 0140 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 1. 熊本たま ほか『Writing Frontiers』(金星堂) 2. Donald J.Sobolほか "Solve the Mystery and Improve Your English Skills 2"(英宝社)
担当教員 柿元 麻理恵

到達目標

1.自分の意見やものごとを説明する文章を書けるようになること
2.段階を踏んで物語を読んで理解でき,関連する文法事項や表現を習得すること
3.海外の学生と,コンピューターを介した音声通話(スカイプ)による異文化交流、相互に言語を教え合うタンデム教育ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の意見やものごとを説明する文章を適切に書くことができる自分の意見やものごとを説明する文章を書くことができる自分の意見やものごとを説明する文章を書くことができない
評価項目2段階を踏んで物語を読んで適切に理解でき,関連する文法事項や表現を充分に習得している段階を踏んで物語を読んで理解でき,関連する文法事項や表現を習得している段階を踏んで物語を読んで理解できず,関連する文法事項や表現を習得していない
評価項目3海外の学生と,コンピューターを介した音声通話(スカイプ)による異文化交流が適切にできる海外の学生と,コンピューターを介した音声通話(スカイプ)による異文化交流ができる海外の学生と,コンピューターを介した音声通話(スカイプ)による異文化交流ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
読み取ったことをもとに考えたり,理解したことをもとに書いたり話したりすることを通して総合的な英語力を養う。本授業を通して進学や就職,資格取得に関連する英語を用いたコミュニケーション能力を総合的に高めることができる。また,海外の姉妹校とスカイプ交流授業を行い,実際に英語を使って自国の文化を伝えることを通して国際的な視野を拡げることができる。

授業の進め方・方法:
ミステリーの読解を通して語彙や文法を増強し,まとまった長さの文章を読み通す読解力とその文章に書かれていないことを推論する思考力を養う。また,定められたトピックについて説明したり自分の意見を述べたりできるように使える表現の幅を広げ,実際にそれを活用した文章を書いたり書いた文章をもとにスピーチを行ったりする。
注意点:
テキストだけではなく,辞書も必ず持参すること。また,海外の学生を相手にするスカイプ交流授業も予定されているので,パートナーに失礼のないよう,適切に準備した上で緊張感を持って授業に臨むこと。なお,リーディング及びライティングでは毎回予習及び授業後課題を課し,その実施状況を成績評価に加味する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction, Chapter 1 (W) テキスト(W)
1.それぞれのトピックについて,書くためのブレインストーミングを行う    2.効果的なパラグラフライティングの技法を学び,モデルを分析する       3.モデルに沿って空欄補充形式で文章を書く              4.モデルを参考に,自分自身の意見や考えなどを自分で書く         
                  海外の学生との交流授業
1.スカイプ使用の準備をする
2.決められたトピックについて事前準備をし、教員の指導のもと会話練習を行う
3.英語と日本語両方で,画像付き音声交流を行う
4.スカイプ交流授業の後、会話内容を振り返り、感想シートに記入する
2週 Unit 1(R) テキスト(R)
0.予習:本課を理解するのに必要な語彙を理解しておく         1.リーディングセクション:T/F問題,推論発問への回答を通してミステリーのあらましを理解する
2.応用セクション:ペア・グループで話し合うことを通して解決すべき謎について深く考える
3.復習(毎回の課題):謎解きの文章を英語で書く。さらに,Grammar Exerciseを行って文法事項の補強をする
3週 Chapter 2(W)
4週 Unit 2(R)
5週 Chapter 3(W)
6週 Unit 3(R)
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
2ndQ
9週 Chapter 4(W)
10週 Unit 4(R)
11週 Chapter 5(W)
12週 Unit 5(R)
13週 Chapter 6(W)
14週 Unit 6(R)
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 Chapter 7(W)
2週 Unit 7(R)
3週 Chapter 8(W)
4週 Unit 8(R)
5週 Chapter 9(W)
6週 Unit 9(R)
7週 Chapter 10(W)
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却・解答説明
10週 Unit 10(R)
11週 Chapter11(W)
12週 Unit 11(R)
13週 Chapter 12(W)
14週 Unit 12(R)
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000