電気回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気回路Ⅱ
科目番号 0152 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 西巻正郎,「電気回路の基礎」(森北出版)
担当教員 外谷 昭洋

到達目標

1.キルヒホッフの法則、重ね合わせの理やテブナンの定理を説明し、交流回路の計算ができる。
2.網目電流法や接点電位法を用いて交流回路の計算ができる。
3.電磁誘導を説明し、電磁誘導結合回路の計算ができる。
4.理想変圧器を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1回路の各種解法を用いて交流回路の計算が適切にできる回路の各種解法を用いて交流回路の計算ができる回路の各種解法を用いて交流回路の計算ができない
評価項目2電磁誘導結合回路について交流回路の計算が適切にできる電磁誘導結合回路について交流回路の計算ができる電磁誘導結合回路について交流回路の計算ができない
評価項目3変圧器結合回路について交流回路の計算が適切にできる変圧器結合回路について交流回路の計算ができる変圧器結合回路について交流回路の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気工学のあらゆる分野の基礎となる科目である。正弦波交流の基本を説明し、複素数やベクトルを用いた回路計算法に習熟させるため、交流回路の電圧、電流、電力の計算法等を例題・演習問題を中心に授業を進める。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、定期テスト以外に小テスト、課題レポートを課す。
注意点:
正弦波交流を扱う上で基礎となる事項を扱います。多くの問題を解くことで、実力をつけていきましょう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、交流回路網の解析 キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の立式ができる。
2週 交流回路網の解析 キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。
3週 交流回路網の解析 網目電流法および節点電位法を用いて、交流回路の計算ができる。
4週 交流回路網の諸定理 重ね合わせの理を用いて、交流回路の計算ができる。
5週 交流回路網の諸定理 鳳・テブナンの定理を用いて、交流回路の計算ができる。
6週 交流回路網の諸定理 ノートンの定理を用いて、交流回路の計算ができる。
7週 問題演習
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却・解答説明
10週 電磁誘導結合回路 電磁誘導結合回路について理解ができる。
11週 電磁誘導結合回路 電磁誘導結合を説明し、電磁誘導結合回路の計算ができる。
12週 変圧器結合回路 変圧器結合回路について理解ができる。
13週 変圧器結合回路 変圧器結合回路について計算ができる。
14週 問題演習
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。3
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。3
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。4
網目電流法を用いて回路の計算ができる。4
節点電位法を用いて回路の計算ができる。3
テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力4000020060
専門的能力3000010040
分野横断的能力0000000