電気回路Ⅳ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気回路Ⅳ
科目番号 0171 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 西巻正郎,「電気回路の基礎」(森北出版)及び講義ノート、プリントを基本とする。
担当教員 江口 正徳,氷室 貴大

到達目標

1.基本的な過渡現象について理解し、問題が解けること
2.ひずみ波交流について理解し、問題が解けること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1過渡現象の応用的な計算ができる過渡現象の計算ができる過渡現象の計算ができない
評価項目2ひずみ波交流の応用的な計算ができるひずみ波交流の計算ができるひずみ波交流の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気回路の基礎を学習した学生に対して、過渡現象、ひずみ波等について理解を深めるとともに、応用力を養うことを目的とする。本授業は進学と就職に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、課題のレポートを適宜課す。
理解できない場合は、放課後理解できるまで補習を課す。
注意点:
各種資格試験(電気主任技術者、陸上無線技士など)につながる授業なので、十分勉強すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第四章 過渡現象の基礎 回路素子の性質を説明できる
2週 第四章 過渡現象の基礎 R-C直列回路の過渡現象の解析ができる
3週 第四章 過渡現象の基礎 R-L直列回路の過渡現象の解析ができる
4週 第四章 過渡現象の基礎 過渡現象時のエネルギーの移動を解析できる
5週 第四章 過渡現象の基礎 複エネルギー直列回路の過渡現象を説明できる
6週 第四章 過渡現象の基礎 演習解答の作成ができる
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 第五章 非正弦波交流 非正弦波交流の概要説明ができる
10週 第五章 非正弦波交流 フーリエ解析の概要が説明できる
11週 第五章 非正弦波交流 フーリエ解析の計算ができる
12週 第五章 非正弦波交流 代表的なひずみ波形の計算ができる
13週 第五章 非正弦波交流 非正弦波交流回路の解析ができる
14週 第五章 非正弦波交流 演習解答が作成できる
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4後1
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4後1
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4後1
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4後1
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。4後9
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。4後9
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。4後9
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。4後9
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。4後9
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。4後9
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4後9
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。4後1
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。4後1
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。4後3
理想変成器を説明できる。4後3
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4後2,後3
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4後5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力3000010040
専門的能力3000010040
分野横断的能力1000010020