Course Objectives
1.自ら問いを立て、それを解決へと導くための方法・思考力を身につけ、それを実践できる。
2.一つの事象や表現を、様々な角度から粘り強く分析する能力および習慣を身につける。
3.ストーリーのみならず、構造や細部、時代背景に着目しながら作品を読み解く技法を身につける。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自ら問いを立て、それを解決へと導くための方法・思考力を身につけ、それを実践できる。 | 自ら問いを立て、それを解決へと導くための方法・思考力を身につけている。 | 自ら問いを立て、それを解決へと導くための方法・思考力を身につけていない。 |
評価項目2 | 一つの事象や表現を、様々な角度から粘り強く分析する能力および習慣を身につけている。 | 一つの事象や表現を、特定の観点から分析する能力を身につけている。 | 一つの事象や表現を、特定の観点から分析する能力を身につけていない。 |
評価項目3 | ストーリーのみならず、構造や細部、時代背景に着目しながら作品を読み解く技法を身につける。 | ストーリーに着目しながら作品を読み解く技法を身につけている。 | 作品を読み解く技法が身についていない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
昭和期に発表された日本(語)文学の精読と、それに基づく考察・議論を授業の柱とする。こうした作業を通じて、作品を詳細に読み解く技法を学ぶとともに、高度な批判的思考能力と日本語運用能力を涵養することが、本講の目的である。
Style:
授業は教員による講義と、受講者による実践(グループ活動等)を織り交ぜる形で進めてゆく。また履歴書の書き方や電子メールの利用法といった、社会人として必要不可欠な知識・マナーについても、適宜解説する。
※新型コロナウイルスの影響により、授業内容を変更する可能性がある。
Notice:
学修単位科目であることに鑑み、受講態度に加えて、平素の課題(授業内課題やワークシート等)への取り組み方を重視する。授業中に指示した作品は必ず読んでくること。また受講態度が不適切である場合、相応に減点するので注意すること。自由な発想に基づく、積極的な議論が交わされることを期待している。
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
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Theme |
Goals |
2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
ガイダンス、物語の「型」と「細部」 |
1.物語(小説・漫画・映画等)を分析する際の着眼点について理解し、それを実践できる。
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2nd |
第一章「昭和戦前期を俯瞰する」 |
1.戦前期の主だった出来事について、簡潔に説明できる。 2.戦前期の主だった作家と作品について、簡潔に説明できる。
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3rd |
第二章「モダニズムの文学」 |
1.「モダニズム」の流れを組む作家や作品について、簡潔に説明できる。 2.表現や文体上の特質に注目しながら、作品について簡潔に説明できる。
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4th |
第三章「戦時下の文学」 |
1.戦時下における文学や文化の状況について、簡潔に説明できる。 2.戦時下における表現のありかたについて議論し、自らの見解をまとめることができる。
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5th |
第四章「外地文学と紀行文」 |
1.戦前期の日本におけるアジア認識について、簡潔に説明できる。 2.「旅」というテーマが作品にもたらす効果について議論し、自らの見解をまとめることができる。
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6th |
第五章「大衆文学と演劇」 |
1.主な大衆文学や演劇作品について、簡潔に説明できる。 2.大衆文学や戯曲における文体について、他のジャンルの作品と比較しながら説明できる。
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7th |
後期中間試験 |
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8th |
答案返却・解説、履歴書・ES・志望動機書の書き方 |
1.履歴書・ES・志望動機書の書き方について理解し、それを実践できる。
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4th Quarter |
9th |
第六章「戦前詩と戦後詩」 |
1.昭和期の主だった詩人と作品について、簡潔に説明できる。 2.作品の解釈について自分なりに考察し、それを他者との議論を通して深化させることができる。
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10th |
第七章「短歌と俳句」 |
1.昭和期の主だった歌人・俳人と作品について、簡潔に説明できる。 2.作品の解釈について自分なりに考察し、それを他者との議論を通して深化させることができる。
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11th |
第八章「昭和の児童文学」 |
1.「児童文学」における「子ども」像の変遷について、簡潔に説明できる。 2.「児童文学」の解釈可能性について多角的に議論し、自らの見解をまとめることができる。
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12th |
第九章「戦後派と無頼派」 |
1.戦後文学における「戦争」の表象について、簡潔に説明できる。 2.文学における「女性嫌悪(ミソジニー)」について、簡潔に説明できる。
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13th |
第十章「第三の新人」 |
1.戦後日本社会におけるアメリカの位相について、簡潔に説明できる。 2.個別の作品に関して自ら問いを立て、それを解決へと導くことができる。
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14th |
第十一章「内向の世代」 |
1.1960年代から70年代にかけての日本の政治状況について、簡潔に説明できる。 2.個別の作品に関して自ら問いを立て、それを解決へと導くことができる。
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15th |
期末試験 |
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16th |
答案返却・解説、ビジネスメールのマナー |
1.ビジネスメールのマナーについて理解し、それを実践できる。
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |