エネルギ変換工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 エネルギ変換工学Ⅱ
科目番号 0209 科目区分 専門 / 選択必修/選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気学会大学講座,「電気機器工学」(電気学会)
担当教員 横沼 実雄

到達目標

1.主な電気機器の種類および特長を基に応用分野を説明できる。
2.誘導電動機の構造と回転原理について説明できる。
3.誘導機の等価回路を描くことができ,各要素の説明と計算ができる。
4.誘導電動機の円線図の描画と使用方法について説明できる。
5.誘導電動機の運転運用,単相誘導機などの特殊機について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1誘導機の等価回路を描くことができ,各要素を適切に説明できる誘導機の等価回路を描くことができ,各要素を説明できる誘導機の等価回路を描くことができない,または各要素を説明できない
評価項目2作成した誘導機のベクトル図,円線図を用いて,損失や効率について説明および計算ができる誘導機のベクトル図,円線図が作成でき,損失や効率について説明できる誘導機のベクトル図,円線図が作成できない,または損失や効率について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
変圧器や誘導電動機の基礎と理論・特性を勉強することにより,これらの機器のエネルギー変換がどのように行なわれるかを理解習得する。授業では理論や特性の解説だけではなく,計算演習も取り入れている。
授業の進め方・方法:
講義を基本として行う。定期試験以外に,課題のレポート提出を課し,また講義中に小テストを実施する.
注意点:
 理解できない点が有れば随時質問し,講義内容を完全に理解すること。電気分野の重要な基礎科目であり,また電気主任技術者試験で絶対に必要な科目であるので,実験実習の内容や電気磁気学,電気回路の内容の復習を十分行って講義を受けること。省エネルギ技術の基礎として,今後とも重要な知識である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気機器の概要 電気機器の概要(直流機,変圧器,交流回転機)について説明できる
2週 誘導機1 誘導電動機の概要について説明できる
3週 誘導機2 トルクの発生,回転起磁力について説明できる
4週 誘導機3 誘導電動機の材質と構造について説明できる
5週 誘導機4 誘導機の等価回路を描くことができ,各要素を説明できる
6週 誘導機5 誘導機の等価回路を描くことができ,各要素を説明できる
7週 中間試験
8週 誘導機6 誘導機の等価回路から円線図を描くことができる
2ndQ
9週 誘導機7 誘導機のベクトル図,円線図が作成でき,損失や効率について説明および必要な計算ができる
10週 誘導機8 誘導機のベクトル図,円線図が作成でき,損失や効率について説明および必要な計算ができる
11週 誘導機9 誘導機のベクトル図,円線図(周波数変化等)が作成でき,損失や効率について説明および必要な計算ができる
12週 誘導機10 誘導機のベクトル図,円線図(発電領域)が作成でき,損失や効率について説明および必要な計算ができる
13週 誘導機11 単相誘導電動機の動作原理,特性について説明できる
14週 誘導機12 特殊かご形誘導電動機について説明できる
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000