現代社会

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 現代社会
科目番号 0238 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『最新現代社会 新訂版』実教出版
担当教員 小倉 亜紗美

到達目標

1.環境問題や生命倫理など、現代社会に特有の問題の本質を理解する
2.青年期の心理の特徴を理解する
3.宗教や哲学における人間観を理解し、これまでどのような生き方が望ましいとされてきたのかを考察する。
4.民主主義の本質を理解し、現代の日本の政治制度の構造を把握する。
5.人権や法の支配など、法律の基礎概念を理解する。
6.資本主義経済の特徴を理解し、労働者としての権利を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境問題や生命倫理など、現代社会に特有の問題の本質を詳細に理解でき,青年期の心理の特徴を詳細に理解できる環境問題や生命倫理など、現代社会に特有の問題の本質を理解でき,青年期の心理の特徴を理解できる環境問題や生命倫理など、現代社会に特有の問題の本質を理解できず,青年期の心理の特徴を理解できない
評価項目2民主主義の本質を理解し、現代の日本の政治制度の構造を把握することが適切にできる民主主義の本質を理解し、現代の日本の政治制度の構造を把握することができる民主主義の本質を理解し、現代の日本の政治制度の構造を把握することができない
評価項目3資本主義経済の特徴を詳細に理解でき、また,労働者としての権利を詳細に理解できる資本主義経済の特徴を理解でき、労働者としての権利を理解できる資本主義経済の特徴を理解できず,また、労働者としての権利を理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代の我々をとりまく様々な社会的問題を理解し、その解決策について考察することで、批判的思考力の育成をめざす。
授業の進め方・方法:
講義を中心とするが、ニュースや新聞などを用いた時事問題の分析と討論もおこなう
注意点:
高専で学んだ知識を活かす社会人となるためには、高度な専門知識だけではなく、現代社会にどのような問題が生じているのかを幅広く知ることも必要不可欠である。自分が学んだ知識や技術を、今後の社会でどのように活用していくべきなのかを自発的に考えてもらいたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 私たちの生きる社会①
地球環境問題、資源・エネルギー問題
地球環境や資源・エネルギー問題について理解する
2週 私たちの生きる社会②
科学技術の発展と生命、情報化と生活
科学技術の発展の影響について理解する
3週 現代社会と青年の生き方 現代社会における政権木の特質について理解する
4週 よりよく生きることを求めて 主要な哲学や宗教について理解する
5週 民主政治とは 民主政治の基本的な考え方を理解する
6週 日本国憲法の基本原理 憲法の基本原理について理解する
7週 中間試験
8週 平和主義と安全保障
平和主義の理念と安全保障の現実について理解する
2ndQ
9週 日本の政治機構①
国会と内閣
国会と内角の仕組みについて理解する
10週 日本の政治機構②
裁判と地方自治
裁判所と地方自治について理解する
11週 現代政治の特質と課題①
選挙のしくみと課題
選挙の仕組みについて理解する
12週 現代政治の特質と課題② 政党や世論について理解する
13週 現代社会と法①
法のはたらき
家族法や私法の原則について理解する
14週 現代社会と法②
社会生活と法、司法と人権
刑事裁判の基本について理解する
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 経済のしくみ①
経済社会の変容、市場経済のしくみ
資本主義経済の特質について理解する
2週 経済のしくみ②
国民所得、財政政策と金融政策
国民所得、財政政策、金融政策について理解する
3週 変化する日本経済①
戦後復興と経済成長
高度経済成長の原因と帰結について理解する
4週 変化する日本経済②
バブル後の日本経済、中小企業と農業
バブル経済後の日本経済の課題について理解する
5週 豊かな生活の実現①
自律した消費者と労働者の権利
消費者や労働者の権利について理解する
6週 豊かな生活の実現②
社会保障の役割、環境保全
社会保障制度のしくみ、循環型社会について理解する
7週 国際政治のしくみ①
国際社会の特質、国際紛争
国家システムの成立、国際紛争の原因について理解する
8週 中間試験
4thQ
9週 国際政治のしくみ②
国際連合と安全保障
国際連合の基本的しくみ、その安全保障の仕組みについて理解する
10週 国際政治のしくみ③
冷戦とその後、軍縮の取り組み
冷戦とその後の国際社会、軍縮のしくみについて理解する
11週 国際経済のしくみ①
貿易と国際分業
自由貿易と保護貿易、国際収支などについて理解する
12週 国際経済のしくみ②
グローバル化する経済
国際経済の変容について理解する
13週 国際社会の現状と課題①
地域統合の進展、変容する世界経済
EUなど地域統合の動向について理解する
14週 国際社会の現状と課題②
地域紛争と難民問題
地域紛争や難民問題などについて理解する
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000