パワーエレクトロニクス

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 パワーエレクトロニクス
科目番号 0287 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 森本雅之 よくわかるパワーエレクトロニクス
担当教員 横沼 実雄

到達目標

1.パワー半導体デバイスの構造・駆動方法を理解する。
2.パワー半導体デバイスのスイッチング特性を理解する。
3.高周波スイッチング技術の問題点とその対策方法を理解する。
4.交流/直流変換器(コンバータ)の基礎を理解する。
5.交流/交流変換器の基礎を理解する。
6.直流/直流変換器(DC-DCコンバータ)の基礎を理解する。
7.ソフトスイッチングDC-DCコンバータの基礎技術を理解する。
8.直流/交流変換器(インバータ)の基礎を理解する。
9.モータ制御などパワーエレクトロニクス技術応用の最新動向について理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1パワー半導体デバイスの構造・駆動方法を適切に理解できるパワー半導体デバイスの構造・駆動方法を理解できるパワー半導体デバイスの構造・駆動方法を理解できない
評価項目2交流/直流変換器(コンバータ)の基礎を適切に理解できる交流/直流変換器(コンバータ)の基礎を理解できる交流/直流変換器(コンバータ)の基礎を理解できない
評価項目3直流/交流変換器(インバータ)の基礎を適切に理解できる直流/交流変換器(インバータ)の基礎を理解できる直流/交流変換器(インバータ)の基礎を理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
パワ半導体ーデバイスの発達により大きく進化した電力変換回路・システムの原理・基礎について学び,かつその応用技術に触れることで高性能電力変換器の要素技術に対する理解を深める。本授業は就職および進学の両方,資格取得に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし,適宜回路シミュレーション等による演習を行い,基本的な動作を理解する。演習報告書をポートフォリオとし,演習成果および定期試験成績と総合して評価する。
注意点:
応用的要素が高い専門分野なので,電気・電子工学の基礎知識を幅広く再学習しておくこと。講義は基本動作が理解できるように、シミュレーションを用いた演習を数多く行う。これまでに学んだ基礎の確認と考える力を養ってもらいたい。理解出来ない点や質問等があればその都度教員に質問し,毎回の講義内容を十分理解するようつねに努めること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 パワーエレクトロニクス概論 パワーエレクトロニクスの概念とそれを支える要素技術
2週 パワー半導体デバイス パワーダイオード,パワーMOSFET, IGBT
3週 DC-DCコンバータ DC-DCコンバータの動作 基本動作理解のための演習
4週 DC-DCコンバータ DC-DCコンバータの動作 基本動作理解のための演習
5週 DC-DCコンバータ DC-DCコンバータの動作 モータ制御への応用
6週 高周波スイッチング技術 高周波スイッチング技術,スイッチング損失や雑音対策
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 整流回路の基本動作 単相・三相ダイオードブリッジ整流回路,アクティブデバイスコンバータ
10週 DC-ACコンバータ(インバータ) 単相電圧型インバータ,三相電圧型インバータ
11週 DC-ACコンバータ(インバータ) 単相電圧型インバータ,三相電圧型インバータ
12週 DC-ACコンバータ(インバータ) 単相電圧型インバータ,三相電圧型インバータ
13週 DC-DCコンバータ 太陽電池制御システムにおけるDC-DCコンバータの動作
14週 パワエレ応用技術 モータ制御におけるパワーエレクトロニクス回路
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702000100100
基礎的能力0000000
専門的能力702000100100
分野横断的能力0000000