概要:
物理現象とそれに関する概念や法則について、「知り」・「理解し」・「活用できる」ようになることを目的とする。1・2年で学んだ内容も含め、基礎的・汎用的な物理分野についての学習の集大成とする授業である。
授業の進め方・方法:
学生の事前学習を前提とし、講義・演習・グループ学習・e-ラーニングなどの様々な方法を活用して実施する。
注意点:
授業は,主にプリントを用いて進めるのでA4プリントをとじる30穴ファイルを持ってくること.その他に電卓ととルーズリーフを持参のこと.1・2年物理・数学の学習済みの内容については理解しているものとして授業を進める.基礎的な予備知識については小テストでも確認するので,十分でない場合は,各自で復習をすること.また,やむを得ず欠席した授業で課された課題等は各自が確認して対応すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 剛体における力のつり合いに関する計算ができる。 | 3 | 後6 |
重心に関する計算ができる。 | 3 | 後6 |
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。 | 3 | 後6 |
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。 | 3 | 後6 |
熱 | 原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。 | 3 | 前9 |
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。 | 3 | 前9 |
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。 | 3 | 前9 |
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。 | 3 | 前9 |
動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。 | 3 | 前9 |
ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いて、気体の圧力、温度、体積に関する計算ができる。 | 3 | 前9 |
気体の内部エネルギーについて説明できる。 | 3 | 前9 |
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。 | 3 | 前9 |
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前9 |
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。 | 3 | 前9 |
熱機関の熱効率に関する計算ができる。 | 3 | 前9 |
電気 | 導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。 | 3 | 前1 |
クーロンの法則を説明し、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。 | 3 | 前1 |
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。 | 3 | 前1 |
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。 | 3 | 前1 |
ジュール熱や電力を求めることができる。 | 3 | 前1 |