構造力学B

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 構造力学B
科目番号 0006 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 嵯峨,武田,原,勇:「構造力学 II」(コロナ社)
担当教員 重松 恒美

到達目標

1.構造力学における仕事やひずみエネルギーの概念を理解し,ひずみエネルギーを計算できる
2.仮想仕事の原理を用いて,静定構造物の変形を計算できる
3.エネルギー法を用いて不静定構造の支点反力の計算ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1構造力学における仕事やひずみエネルギーの概念を理解し,ひずみエネルギーを構造解析に応用できる構造力学における仕事やひずみエネルギーの概念をある程度理解し,ひずみエネルギーを計算できる構造力学における仕事やひずみエネルギーの概念をほとんど理解していない,あるいは,ひずみエネルギーを計算できない
評価項目2仮想仕事の原理を用いて,静定構造物の変形を計算でき,構造解析に応用できる仮想仕事の原理を用いて,基本的な問題において静定構造物の変形を計算できる仮想仕事の原理を用いて,静定構造物の変形を計算できない
評価項目3エネルギー法を用いて不静定構造の支点反力の計算ができ,構造解析に応用できるエネルギー法を用いて基本的な問題において不静定構造の支点反力の計算ができるエネルギー法を用いて不静定構造の支点反力の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE環境都市工学プログラム (F) 説明 閉じる
本科 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
エネルギー法の考え方を導入し,はりの変位,不静定反力などの計算ができるようにする。
授業の進め方・方法:
各回の授業時間の前半では考え方・解き方等のポイントについて解説を行い,授業の後半は演習問題を解かせ,実際の問題に対応できる計算能力を養うようにします。
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
予習: 授業で進む範囲の教科書を読んで,予備知識をつけて授業に臨んでください。必要に応じて関連する項目の復習もしてください。
復習: 授業中に配布した演習問題プリントや教科書の章末演習問題を解いて理解度をチェックしてください。2週に1回程度 演習問題または小テストを行います。
注意点:
この科目は学修単位で,大学の授業と同じように週2時間の授業に4時間の自学自習を加えた週6時間を標準の学習時間としています。予習で教科書に目を通していることを前提に授業を進めます。大学の講義と同じ速度で授業を進めますので,必ず予習・復習をするようにしてください。
非常勤講師不在時の質問等は,河村,三村が対応します。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ひずみエネルギー 構造力学における仕事,ひずみエネルギーの概念を理解している
2週 はり,トラスなどの部材のひずみエネルギーを計算できる
3週
4週 仮想仕事の原理 仮想仕事の原理による静定構造物の解法を理解している
5週 仮想仕事の原理を使って静定はりのたわみを求めることができる
6週 仮想仕事の原理を使って静定トラスのたわみを求めることができる
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 カスティリアーノの定理 カスティリアノの定理を用いて静定はりのたわみを求めることができる
10週
11週
12週 最小仕事の原理 最小仕事の原理を用いて不静定構造物を解くことができる
13週
14週
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造構造力学における仕事やひずみエネルギーの概念を理解している。4後1,後2,後3
仮想仕事の原理を用いた静定の解法を説明できる。4後4
仮想仕事の原理を活用して、静定・不静定構造物を解くことができる。4後5,後6
カスティリアノの定理を用いた静定・不静定構造物の解法を理解している。4後9
カスティリアノの定理を活用して、静定・不静定構造物を解くことができる。4後10,後11
最小仕事の原理を用いた不静定構造物の解法を理解している。4後12
最小仕事の原理を活用して、不静定構造物を解くことができる。4後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000