線形代数Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 線形代数Ⅱ
科目番号 0021 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高遠節夫他「新線形代数」(大日本図書)
担当教員 川勝 望

到達目標

1.線形変換, 表現行列の意味を理解し, 求められること。
2.固有値を求めることができ, それを用いて行列の対角化ができること。
3.行列の対角化を用いて,2次形式の標準形を求めたり, 行列のべき乗計算ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1固有値を用いて行線形変換, 表現行列の意味を理解し, 求めることが適切にできる線形変換, 表現行列の意味を理解し, 求めることができる線形変換, 表現行列の意味を理解し, 求めることができない
評価項目2固有値を求めることで, 行列の対角化が適切にできる固有値を求めることで, 行列の対角化ができる固有値を求めることで, 行列の対角化ができない
評価項目3行列の対角化を用いて,2次形式の標準形を求めたり, 行列のべき乗計算が適切にできる行列の対角化を用いて,2次形式の標準形を求めたり, 行列のべき乗計算ができる行列の対角化を用いて,2次形式の標準形を求めたり, 行列のべき乗計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
専門科目を学ぶ上で必要な行列の応用としての「線形変換,固有値」を前期に学習する
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とし,プリント課題などを実施する
注意点:
学習方法としては予習・復習を行い,実際に自分で問題を解いてみることが大切である。授業では「聞く態度,学習集中力,主体的な問題解決」を目指す。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 線形変換の定義,性質 線形変換の定義,性質
2週 線形変換の定義,性質
3週 線形変換の合成,逆変換 合成変換
4週 線形変換の合成,逆変換 逆変換
5週 さまざまな線形変換 回転を表す線形変換
6週 さまざまな線形変換 直交変換
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 固有値・固有ベクトル 固有値・固有ベクトルの定義,性質
10週 行列の対角化 固有方程式
11週 行列の対角化 行列の対角化,対角化行列
12週 対称行列の対角化 対角化可能の条件
13週 対角化の応用 2次形式の標準形
14週 対角化の応用 行列のべき乗計算
微分方程式への応用
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学線形変換の定義を理解し、線形変換を表す行列を求めることができる。2前1
合成変換や逆変換を表す行列を求めることができる。2前3
平面内の回転に対応する線形変換を表す行列を求めることができる。2前5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75000250100
基礎的能力75000250100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000