ライフサイエンス・アースサイエンス

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ライフサイエンス・アースサイエンス
科目番号 0022 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校 生物基礎」,「高等学校 地学基礎」(数研出版)
担当教員 平野 彩,河上 洋輝

到達目標

1 地球環境と生命科学の基礎
2 地球の歴史と生物進化の基礎
3 生態系と地球環境の理解
4 現代社会における生物と地学の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球環境と生命科学の基礎について詳細に理解できる地球環境と生命科学の基礎について理解できる地球環境と生命科学の基礎について理解できない
評価項目2地球の歴史と生物進化の基礎について詳細に理解できる地球の歴史と生物進化の基礎について理解できる地球の歴史と生物進化の基礎について理解できない
評価項目3生態系と地球環境を詳細に理解できる生態系と地球環境の理解ができる生態系と地球環境の理解ができない
評価項目4現代社会における生物と地学を詳細に理解できる現代社会における生物と地学の理解ができる現代社会における生物と地学の理解ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ライフサイエンス・アースサイエンスでは、生物を中心とした地球環境を理解し、人間と自然との関係を統合的に考える力を養うことを目標とする。これらの知識を得る過程で、科学的な考え方や人間社会を快適にする技術への応用について考え、自らの専門分野に関係する課題に対処できるようにする。
授業の進め方・方法:
PowerPointを使った講議中心。課題は配付した課題用ノートで毎回提出。
注意点:
担当教員は非常勤講師のため、授業の前後しかいない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画と授業概要 宇宙と地球 46億年規模で地球環境と生物多様性を考える
2週 生物の共通性と多様性の基礎 DNA、タンパク質、細胞、代謝、自己複製
3週 生命の起源と生物進化 種とは何か 化学進化 遺伝子頻度の変化 自然選択
4週 地球の歴史 プレートテクトニクス 地球の起原と地球の構造 プルームテクトニクス
5週 火山と地震の理解 マグマの生成と断層
6週 地球46億年の歴史 課題解説
地球上で多様な生物がどのようにして生じたのか?
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明 システム論 システム(系)とは何だろうか?
4thQ
9週 生態系とバイオーム システムとしての生態系とバイオーム
10週 生物圏の物質の循環とエネルギー収支 地球のエネルギー収支
11週 大気圏と海洋圏の理解 地球システムで気象と気候を考える
12週 地球温暖化問題とは何か 地球温暖化は何が問題なのか?
13週 ヒトのシステム 科学的に考えるとは?
14週 全体のまとめと課題解説 バイオテクノロジー、生命科学と医療、食料
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。3
物質が原子からできていることを説明できる。3
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
純物質と混合物の区別が説明できる。3
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。3
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。2
水の状態変化が説明できる。2
物質の三態とその状態変化を説明できる。2
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。3
同位体について説明できる。3
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。3
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。3
価電子の働きについて説明できる。3
原子のイオン化について説明できる。3
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。3
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。3
イオン式とイオンの名称を説明できる。3
イオン結合について説明できる。3
イオン結合性物質の性質を説明できる。2
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。2
共有結合について説明できる。3
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3
金属の性質を説明できる。2
原子の相対質量が説明できる。3
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。3
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3
中和滴定の計算ができる。3
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。2
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。2
測定と測定値の取り扱いができる。2
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。2
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。2
ガラス器具の取り扱いができる。2
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。2
試薬の調製ができる。2
代表的な気体発生の実験ができる。2
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000