実験実習

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 実験実習
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 谷川 大輔,木村 善一郎

到達目標

1.簡易距離測量と直接距離測量を行える。
2.平板の据付を行える。
3.複導線法による測量を行え、図面を作成できる。
4.細部測量を行え、図面を作成できる。
5.レベルの据付を行える。
6.昇降式、器高式による水準測量を行える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1簡易距離測量と直接距離測量を適切に行える。 簡易距離測量と直接距離測量を行える。 簡易距離測量と直接距離測量を行えない。
評価項目2平板の据付を迅速に行える。 平板の据付を行える。 平板の据付を行えない。
評価項目3複導線法による測量を適切に行え、図面を作成できる。複導線法による測量を行え、図面を作成できる。複導線法による測量を行えない。
評価項目4細部測量を適切に行え、図面を作成できる。 細部測量を行え、図面を作成できる。 細部測量を行えない。
評価項目5レベルの据付を迅速に行える。 レベルの据付を行える。 レベルの据付を行えない。
評価項目6昇降式、器高式による水準測量を適切に行える。 昇降式、器高式による水準測量を行える。 昇降式、器高式による水準測量を行えない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
測量の授業と並行して、測量機器の構造・取り扱い、使用方法を熟知させ、実習を通じて測量の理解を深めることを目的とする。班編成は、作業に必要最小限の3〜4名とし、各人それぞれが必ず測量機器を操作することにより、個人の実力の向上を求める。適宜、機器の操作テストを行うことにより、実践能力の向上に努める。本実習は、就職、進学および資格取得に関連する。また、グループ作業を通じて、コミュニケーション能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
各測量ごとに1〜5週ずつ実習を行い、実習内容をレポートにまとめて提出する形でひとつの実習が完了する形となる。実習は3〜4名の班で行うものとする。
注意点:
卒業時に「測量士補」の資格取得を申請するために本実習の単位が必要である。環境都市工学科の基礎となるので、充分理解すること。授業中、随時質問を受け付けるので適宜相談すること。課題は授業内で終了できるように計画されているので、授業中自らの役割を認識し、班で協力して取り組むことが肝要である。また、平板測量の据付けテストの合格および全レポートの提出が単位修得の要件となっている。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 距離測量
3週 チェーン測量
4週 チェーン測量
5週 チェーン測量
6週 平板測量I、II(検査・調査、据付練習)
7週 平板測量II(据付練習)
8週 平板測量II(据付練習)
2ndQ
9週 平板測量II(据付テスト)
10週 平板測量III(複導線法)
11週 平板測量III(複導線法)
12週 平板測量III(複導線法)
13週 平板測量III(細部測量)
14週 平板測量IV(細部測量)
15週 平板測量IV(細部測量)
16週
後期
3rdQ
1週 水準測量I(検査・調整)
2週 水準測量I(検査・調整)
3週 水準測量II(昇降式)
4週 水準測量II(昇降式)
5週 水準測量II(昇降式)
6週 水準測量II(昇降式)
7週 水準測量II(昇降式)
8週 水準測量II(器高式)
4thQ
9週 水準測量II(器高式)
10週 水準測量II(器高式)
11週 水準測量II(器高式)
12週 水準測量II(器高式)
13週 演習問題
14週 演習問題
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】距離測量について理解し、器具を使って測量できる。4前2
トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。4前3,前4,前5,後9,後10,後11,後12
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合100050400100
基礎的能力0000000
専門的能力100050400100
分野横断的能力0000000