地理総合

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地理総合
科目番号 0058 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『高等学校 新地理総合』(帝国書院)、『詳解現代地図 最新版』(二宮書店)
担当教員 菊池 達也

到達目標

①地図やGISを利用する上で必要な基礎知識を説明できる。
②世界の多様な自然環境(地形・気候、資源など)の概要を説明できる。そして自然環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
③世界の多様な社会環境(言語・宗教、歴史的背景、産業の営みなど)の概要を説明できる。そして社会環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
④現代の日本でどのような災害が起こりやすく、なぜそれらは起こりやすいかを説明できる。また防災・減災への取り組みを説明できる。
⑤現代社会にはどのような地球的課題があるかを理解し、その解決方法を説明できる。身近な地域の地理的な課題の探求方法を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地図やGISを利用する上で必要な基礎知識を論理的かつ詳細に説明できる。地図やGISを利用する上で必要な基礎知識を論理的に説明できる。地図やGISを利用する上で必要な基礎知識を説明できない。
評価項目2世界の自然環境の概要、自然環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性を論理的かつ詳細に説明できる。世界の自然環境の概要、自然環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性を論理的に説明できる。世界の自然環境の概要、自然環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性を説明できない。
評価項目3世界の社会環境の概要、社会環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性を論理的かつ詳細に説明できる。世界の社会環境の概要、社会環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性を論理的に説明できる。世界の社会環境の概要、社会環境が与える人々の暮らしへの影響、それによって生じる異なる文化・社会が共存することの重要性を説明できない。
評価項目4現代の日本で起こりやすい災害とその原因、および防災・減災への取り組みについて論理的かつ詳細に説明できる。現代の日本で起こりやすい災害とその原因、および防災・減災への取り組みについて論理的に説明できる。現代の日本で起こりやすい災害とその原因、および防災・減災への取り組みについて説明できない。
評価項目5地球的課題とその解決方法、および身近な地域の地理的な課題の探求方法について論理的かつ詳細に説明できる。地球的課題とその解決方法、および身近な地域の地理的な課題の探求方法について論理的に説明できる。地球的課題とその解決方法、および身近な地域の地理的な課題の探求方法について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本的には教科書に沿って、地図・GISの基礎知識、世界各地の生活文化の多様性、自然災害・防災と地理的課題について学習する。
授業の進め方・方法:
基本的には配布プリントやスライドを利用して講義形式で授業を進める。ただし、資料を配布し学生自身に読み解かせる時間を設けるなど、教員から学生に対して一方通行の授業にならないように工夫する。また必要に応じて映像資料も用いる。なお、理解度を確認するため授業中に小テストを実施することがある。
注意点:
授業では教員が話すことを聞くだけでなく積極的に発言してもらいたい。ただし授業に関係のない私語は厳禁。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスの内容を説明できる。
2週 地球上の位置・時差と地図 なぜ季節の変化や時刻の違いは生じるのか、なぜ地図には様々な図法があるのかを説明できる。
3週 世界の地形 世界にはなぜ多様な地形があるのかを説明できる。
4週 世界の気候 同じ緯度であってもなぜ気候や植生には違いが生じるのかを説明できる。
5週 自然環境と人々の生活 自然環境は、人々の暮らしにどのような影響を与えているのかを考察できる。
6週 日本の地形・気候と災害 日本ではどのような災害が起こりやすいのか、なぜそれらの災害は起こりやすいのかを説明できる。
7週 GIS と地図・自然災害への備え GISと防災・減災への取り組みについて説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却・解答説明

10週 世界の言語・宗教と人々の生活
言語や宗教は、人々の暮らしにどのような影響を与えているのかを考察できる。
11週 歴史的背景と人々の生活
場所が離れていても、なぜ共通した文化がみられるのかを説明でき、歴史と人々の生活はどのように関わっているのかを考察できる。
12週 産業の発展と人々の生活①
産業の発展は、人々の生活にどのような影響を与えているのかを考察できる。
13週 産業の発展と人々の生活②
アメリカ合衆国・中華人民共和国・EUは、なぜ産業が発展しているのかを考察できる。
14週 地球的課題と地域の課題 地球的課題にはどのようなものがあり、その解決方法を説明できる。身近な地域の地理的な課題の探求方法について説明できる。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60005350100
基礎的能力60005350100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000