応用数学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 応用数学
科目番号 0064 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 田川生長 新訂 確率統計(大日本図書)
担当教員 森 貞雄

到達目標

1. 確率に関する基礎知識を習得し,確率計算ができる.

2. 統計の基礎知識を習得し,実験データの整理に応用できる.
 (データの平均,分散を求めることができる.データから回帰直線を求めることができる.)
3. 標本から母数の推定や検定ができる.


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1確率に関する基礎知識を習得し,確率計算が適切にできる確率に関する基礎知識を習得し,確率計算が適切に できる確率に関する基礎知識を習得し,確率計算ができない
評価項目2統計の基礎知識を習得し,実験データの整理に適切に応用できる統計の基礎知識を習得し,実験データの整理に応用できる統計の基礎知識を習得し,実験データの整理に応用できない
評価項目3推定・検定の基礎知識を習得し,実験データの解析が適切にできる 推定・検定の基礎知識を習得し,実験データの解析ができる推定・検定の基礎知識を習得し,実験データの解析ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータの発達により,データ処理,及び,その基礎となる確率統計はますます身近な学問になってきている.将来専門の分野で役立てることができるように基礎的な事項を学ぶと共に,自分が理解していることを他の人に説明できる能力を身につける. また,将来,学習を続けるに必要な事柄(解からないことに出会ったらまず自力で考え道を切り開く努力をする,わからない状態に慣れる,そのうえで相談できる人を見つけ相談する,相談する人がいないときはもう一度自分で考える等)を身につけることを目的とする.
授業の進め方・方法:
講義を基本とし,演習問題の提出を課す.
注意点:
内容を頭で理解するだけでなく,計算を間違わない注意深さを養ってほしい.授業で課す演習・レポートは単位取得の必須要件(=未提出は単位を認めない)である.やむを得ず欠席した授業で課せられた演習レポート等は各自が確認し対応すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 確率 確率の定義
2週 確率 確率の定義
3週 確率 条件付確率
4週 確率 条件付確率
5週 確率 事象の独立と反復試行
6週 確率 事象の独立と反復試行
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
2ndQ
9週 データ解析 度数分布
10週 データ解析 代表値と散布度
11週 データ解析 相関
12週 データ解析 相関グラフと回帰直線
13週 確率分布 離散的確率分布の例
14週 確率分布 平均と分散
15週 答案返却・解説
16週
後期
3rdQ
1週 確率分布
連続的確率分布の例
2週 確率分布 平均と分散
3週 確率分布 正規分布
4週 確率分布 正規分布の標準化
5週 確率分布 正規分布と他の分布との関係
6週 確率分布 確率変数の関数
7週 中間試験
8週 答案返却・解説
4thQ
9週 統計量と確率分布 母集団と標本
10週 統計量と確率分布 母数と統計量
11週 統計量と確率分布 大数の法則,中心極限定理
12週 統計量と確率分布 点推定
13週 統計量と確率分布 区間推定
14週 統計量と検定 仮説検定
15週 期末試験解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。3前4
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。3前6
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000