到達目標
1.全ての学習項目について,知識を身につけ関連する計算ができるようになる.
2.全ての学習項目について,現象及びそれを表す式を理解して,説明ができるようになる.
3.全ての学習項目について,物理に関する知識・理解を,他の場面で使えるようになる.
4.物理の基本的・汎用的内容についての知識・理解を,他の場面で使えるようにする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
学習単元の知識計算 | 全ての学習項目について,知識を身につけ関連する計算が適切にできる | 全ての学習項目について,知識を身につけ関連する計算ができる | 一部または全ての学習項目について,知識を身につけ関連する計算ができない |
学習単元の理解 | 全ての学習項目について,より広く・深く現象・式を理解して、よりよく説明ができるようになる。 | 全ての学習項目について,現象・式を理解して、説明ができるようになる。 | 一部または全ての学習項目について、現象・式を理解して、説明ができない |
学習単元の利用 | 全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他のより広い場面で使うことができる。 | 全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使うことができる。 | 一部または全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物理は「今起こっていることを説明する」のが目的の学問です。基本的な概念および法則を理解し、自然界のさまざまな物理現象と基本的な概念を結びつけ、自分で考えられるようになることを目的とします。1・2年で学んだ内容も含め、基礎的・汎用的な物理分野についての学習の集大成とする授業です。
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とします。適宜、小テストや課題を課す他、実験を行います。
【新型コロナウイルスの影響により、授業内容を一部変更する可能性があります。】
注意点:
これから学んでいく物理や専門科目の基礎となる科目のひとつです。これまで学習してきた科目と、考え方や勉強の仕方の違いで戸惑うこともあるかもしれません。しかし、分からないところをそのままにしておくと、進級が難しくなるか、進級できても専門科目の授業についていけなくなる可能性があります。そのようにならないためにも、授業をただ聞いているだけでは足りないということをmまずは理解しましょう。
授業では自分で学習するための基本事項を説明しますが、物理の学習は授業内容を復習する他、実際に自分で手を動かして問題を解くことで理解の確認と定着を進めることがとても重要です。授業を聞いていて分からないところは、授業中でもどんどん質問してください。自宅学習で分からないところがあった場合には、教員室に質問に来てください。
自然界のさまざまな物理現象を理解する考え方を学ぶことで、専門科目を勉強するハードルが大きく下がるだけでなく、世界の見え方がガラリと変わります。物理の学習を通じて、これらを楽しんでほしいと思います。
なお、必要な既学習内容を理解していない場合には、補習等をおこなう場合があります。また、到達目標に達成させるために、定期試験に対して追試を実施する場合があります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
質点の力学(運動の表し方) |
位置・速度・加速度を微分形式で表し,一般の運動を考えることができる
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3週 |
質点の力学(運動の法則・仕事・エネルギー) |
運動方程式から,エネルギーと仕事の関係を導くことができる ポテンシャルを考えることができる
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4週 |
質点の力学(運動量と力積) |
運動方程式から,運動量の変化と力積の関係を導くことができる 運動量の保存を考えることができる
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5週 |
質点の力学(平面の運動) |
軸を自分で決め,平面の運動を考えることができる
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6週 |
質点の力学(空気抵抗と運動方程式) |
空気抵抗を含む物体の運動を考えることができる
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
答案返却・解答説明 |
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4thQ |
9週 |
束縛運動 |
いろいろな束縛運動を考えることができる
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10週 |
剛体の力学(力のモーメントと剛体のつり合い) |
剛体のつり合いの関係を考えることができる
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11週 |
剛体の力学(重心・角運動量) |
典型的な剛体の重心を求めることができる 剛体の角運動量を考えることができる
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12週 |
剛体の力学(回転運動と慣性モーメント)
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典型的な剛体の慣性モーメントを求めることができる
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13週 |
剛体の力学(剛体の回転と運動方程式)
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剛体にはたらく力の関係から運動方程式を立てることができる
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14週 |
剛体の力学(剛体の回転と運動方程式)
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剛体にはたらく力の関係から運動方程式を解くことができる
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15週 |
答案返却・解答説明 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。 | 3 | 後2 |
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。 | 3 | 後6 |
力のモーメントを求めることができる。 | 3 | 後10 |
角運動量を求めることができる。 | 3 | 後11 |
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。 | 3 | 後11 |
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。 | 3 | 後10 |
重心に関する計算ができる。 | 3 | 後11 |
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。 | 3 | 後12 |
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。 | 3 | 後13,後14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |