科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 物理
科目番号 0068 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 改訂版 総合物理Ⅰ (数研出版),2018 セミナー基礎物理+物理(第一学習社)
担当教員 笠井 聖二

到達目標

全ての学習項目について、知識を身につけ関係する計算ができるようになる。
全ての学習項目について、現象・式を理解して、説明ができるようになる。
全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使えるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1全ての学習項目について、広い知識を身につけ関係する計算ができる全ての学習項目について、知識を身につけ関係する計算ができる一部または全ての学習項目について、知識を身につけ関係する計算ができない
評価項目2全ての学習項目について、より広く・深く現象・式を理解して、よりよく説明ができるようになる。全ての学習項目について、現象・式を理解して、説明ができるようになる。一部または全ての学習項目について、現象・式を十分に理解しておらず、十分な説明ができない。
評価項目3全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他のより広い場面で使うことができる。全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使うことができる。一部または全ての学習項目について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
力学に関係する基本的な概念及び法則を理解し、自然のまざまな物理現象と基本的な概念を結びつけ自分で考えられるようになる。
授業の進め方・方法:
学生の主体的な「学び合い」を基本として授業を進める。授業までに内容の事前学習を前提とする。授業時間では、事前に学習した内容の確認や課題等を学生達でおこなう。事前学習の状況や学習内容の確認テストを実施する。

注意点:
単位の認定は、授業態度が良好であり、課題・宿題を全て提出し、内容がすべて良好であることが前提です。定期試験を70点、小テストなどの定期試験以外を30点で評価し、合計点が60点以上で単位を認定する。定期試験において、前期期末は前期全範囲、学年末は1年間の全範囲とする。
 自宅学習で、理解の確認と定着を進めることが必要です。必要な既学習内容を理解していない場合には、補習等をおこなう場合があります。「問題を解ける」とは、単に公式を覚え計算できることということではなく、学習した考え方や概念を使い、問題を正しく理解し、その結果として解答できるということです。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業説明・物理の学習
2週 運動の表し方
3週 運動を考える
4週 直線運動
5週 落下運動
6週 運動の考え方整理
7週 中間試験
8週 試験解説・コンテスト説明
2ndQ
9週 平面の運動
10週
11週 運動の法則
12週 いろいろな力
13週 質点の運動まとめ
14週 質点の運動まとめ
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明・課題説明
後期
3rdQ
1週 剛体とそれにはたらく力
2週 仕事・運動エネルギー
3週 位置エネルギー・力学的エネルギー
4週 仕事・エネルギーまとめ
5週 運動量・力積と運動量の保存
6週 衝突・分裂
7週 運動量と力積まとめ
8週 中間試験
4thQ
9週 総合課題
10週 総合課題
11週 総合課題
12週 総合課題
13週 総合課題
14週 総合課題
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。2前2
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。2前3
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。2前4
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2前5
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2前9
物体に作用する力を図示することができる。2前10
力の合成と分解をすることができる。2前10
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。2前12
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。2前10
質点にはたらく力のつりあいの問題を解くことができる。2前10
慣性の法則について説明できる。2前11
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。2前11
運動方程式を用いた計算ができる。2前11
運動の法則について説明できる。2前11
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。2前12
最大摩擦力に関する計算ができる。2前12
動摩擦力に関する計算ができる。2前12
仕事と仕事率に関する計算ができる。2後2
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。2後2
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。2後3
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。2後3
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。2後3
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。2後5
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。2後5
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。2後5
力のモーメントを求めることができる。2後1
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。2後1
重心に関する計算ができる。2後1
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
安全を確保して、実験を行うことができる。3後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
実験報告書を決められた形式で作成できる。3後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

定期試験定期試験以外合計
総合評価割合7030100
知識・計算401050
理解・説明251540
活用5510