土木CAD

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 土木CAD
科目番号 0069 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 アヴニールCADシステムズ「今すぐ使えるかんたん AutoCAD」
担当教員 中下 慎也

到達目標

1.CADの基本機能を理解し,基本的な作図ができる
2.土木製図基準に沿った画層,文字などを使った図面が作成できる
3.自分が設計した構造物の設計図面をCADで作図できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1CADの機能を理解し,基本的な図形の作図が速く正確にできるCADの基本機能を理解し,基本的な図形の作図ができるCADの基本的な図形の作図ができない
評価項目2製図基準に沿った画層,文字などを使って明瞭な図面が作成できる製図基準に沿った画層,文字などを使った図面が作成できる土木製図基準に沿った画層,文字などを使った図面が作成できない
評価項目3自分が設計した土木構造物の設計図面をCADで分かりやすく表現できる自分が設計した土木構造物の設計図面をCADで作図できる自分が設計した土木構造物の設計図面をCADで作図できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HB) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
土木製図をCADにより行うことができることを目的に,手書き図面とCAD図面の違いやCADの操作方法を理解し,土木CAD製図基準に沿った図面を作成できるようにする。
授業の進め方・方法:
PC演習室にて概要を説明した後に,毎回演習問題を実施する。
注意点:
現在,土木の設計施工図面はすべてCADで提出することが義務付けられています。しっかりと演習に取り組んでCADをマスターしましょう。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土木CADとは? 土木におけるCAD図面を理解する
2週 手書き製図(課題1) 土木CAD製図基準を理解し,手書きによる製図ができる
3週 AutoCADの使い方 ・ソフトの起動
・ショートカットキー
・線分とポリライン
・オブジェクトスナップ
4週 簡単な図面の作成(課題2) ・モデル空間とレイアウト空間
・図枠・表題の作成
・文字の入力
5週 簡単な図面の作成(課題2) ・レイヤの設定
・寸法の入力
・異尺度対応
・印刷
6週 簡単な図面の作成(課題2) AutoCADの基本的な機能を使って作図することができる
7週 土木構造物の作図(課題3) ・外形の作成
・ハッチング
8週 土木構造物の作図(課題3) ・フィレット
・テキスト挿入
2ndQ
9週 土木構造物の作図(課題3) ・ブロック定義
・寸法,注釈記入
・表の作成
10週 土木構造物の作図(課題3) AutoCADの基本的な機能を使って作図することができる
11週 手書きした図面をAutoCADで作図(課題4) これまで学んだ機能を使って自分の図面を作図することができる
12週 手書きした図面をAutoCADで作図(課題4) これまで学んだ機能を使って自分の図面を作図することができる
13週 手書きした図面をAutoCADで作図(課題4) これまで学んだ機能を使って自分の図面を作図することができる
14週 3DCADとは? 3DCADについて基本的な使い方を学び作図ができる
15週 期末試験 CAD操作に関する実技試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図CADソフトウェアの機能を説明できる。4後1
図形要素の作成と修正について、説明できる。4後2,後5,後6
画層の管理を説明できる。4後4
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。4後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40000600100
基礎的能力0000000
専門的能力3000040070
分野横断的能力1000020030