遺伝子工学概論

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 遺伝子工学概論
科目番号 0080 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 及川 栄作

到達目標

1.細胞の構造と生体構成物質を理解し、説明できる。
2.遺伝情報の流れを理解し、説明できる。
3.核酸の構造を理解し、説明できる。
4.各種のDNAを修飾する酵素を理解し、説明できる。
5.DNAの複製とPCR法について理解し、説明できる。
6.組換えDNA技術を理解し、説明できる。
7.DNA塩基配列決定法を理解し、説明できる。
8.各種の環境微生物検出法を理解し、説明できる。
9.16SrRNAによる微生物分類について理解し、説明できる。
10.遺伝情報解析法を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1細胞の構造と複数の生体構成物質を理解し、説明できる細胞の構造と生体構成物質を理解し、説明できる細胞の構造と生体構成物質を上げて説明できない
評価項目2原核細胞と真核細胞の適格な違いを上げて説明できる原核細胞と真核細胞の違いを上げて説明できる原核細胞と真核細胞の違いを説明できない
評価項目3遺伝情報の流れを適格に理解し、説明できる遺伝情報の流れを理解し、説明できる遺伝情報の流れを説明できない
評価項目4核酸の構造を適格に理解し、説明できる核酸の構造を理解し、説明できる核酸の構造を説明できない
評価項目5各種のDNAを修飾する酵素を適格に理解し、説明できる各種のDNAを修飾する酵素を理解し、説明できる各種のDNAを修飾する酵素を説明できない
評価項目6DNAの複製とPCR法について適格に理解し、説明できるDNAの複製とPCR法について理解し、説明できるDNAの複製とPCR法について説明できない
評価項目7組換えDNA技術を適格に理解し、説明できる組換えDNA技術を理解し、説明できる組換えDNA技術を説明できない
評価項目8DNA塩基配列決定法を適格に理解し、説明できるDNA塩基配列決定法を理解し、説明できるDNA塩基配列決定法を説明できない
評価項目9各種の環境微生物検出法を適格に理解し、説明できる各種の環境微生物検出法を理解し、説明できる各種の環境微生物検出法を理解し、説明できる
評価項目1016SrRNAによる微生物分類について適格に理解し、説明できる16SrRNAによる微生物分類について理解し、説明できる16SrRNAによる微生物分類について説明できない
評価項目11遺伝情報解析法を適格に理解し、説明できる遺伝情報解析法を理解し、説明できる遺伝情報解析法を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
難分解性化学物質の微生物分解やレアメタルなどの回収技術、さらには再生可能エネルギー生産型の水処理技術など、将来期待される環境保全技術には、生物のたくみな遺伝子機能の応用が期待されている。本科目ではこれらの技術に関する遺伝子工学の基礎を学ぶ。本科目は、就職と進学に関連する。
授業の進め方・方法:
遺伝子レベルの微生物の機能解析法の理解を目的に講義を行う。理解を深めるためのレポート提出等の指導を行う。
注意点:
本科目で学んだ組換えDNA技術は、一連の操作を環境衛生実験で実習する予定です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 細胞の構造と生体構成物質、真核細胞と原核の違い 細胞の構造と複数の生体構成物質を理解し、説明できる。
2週 遺伝情報の流れ 遺伝情報の流れを適格に理解し、説明できる。
3週 核酸(DNAとRNA)の構造 核酸の構造を適格に理解し、説明できる。
4週 DNAを修飾する酵素 各種のDNAを修飾する酵素を適格に理解し、説明できる。
5週 DNAを修飾する酵素 各種のDNAを修飾する酵素を適格に理解し、説明できる。
6週 DNAの複製とPCR法 DNAの複製とPCR法について適格に理解し、説明できる。
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明     組換えDNA技術 組換えDNA技術を適格に理解し、説明できる。
2ndQ
9週 組換えDNA技術 組換えDNA技術を適格に理解し、説明できる。
10週 DNA塩基配列決定法 DNA塩基配列決定法を適格に理解し、説明できる。
11週 環境微生物検出法 各種の環境微生物検出法を適格に理解し、説明できる。
12週 16SrRNA遺伝子に基づく微生物分類法 16SrRNAによる微生物分類について適格に理解し、説明できる。
13週 遺伝情報解析法 web上の遺伝情報解析法を適格に理解し、説明できる。
14週 遺伝情報解析法 ソフトウェアによる遺伝情報解析法を適格に理解し、説明できる。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境微生物の定義(分類、構造、機能等)を理解している。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力000002020
専門的能力800000080
分野横断的能力0000000