コンクリート構造Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 コンクリート構造Ⅱ
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 角田,竹村:「コンクリート構造」(コロナ社),配布プリント
担当教員 堀口 至

到達目標

1.鉄筋コンクリートはりの使用限界状態における応力算定ができること
2.鉄筋コンクリートはりのひび割れ幅、たわみ算定ができること
3.プレストレストコンクリートの特徴や設計方法を理解していること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1鉄筋コンクリートはりの使用限界状態における応力算定が適切に行える鉄筋コンクリートはりの使用限界状態における応力算定が行える鉄筋コンクリートはりの使用限界状態における応力算定が行えない
評価項目2鉄筋コンクリートはりのひび割れ幅、たわみ算定が適切に行える鉄筋コンクリートはりのひび割れ幅、たわみ算定が行える鉄筋コンクリートはりのひび割れ幅、たわみ算定が行えない
評価項目3プレストレストコンクリートの特徴や設計方法を適切に理解しているプレストレストコンクリートの特徴や設計方法を理解しているプレストレストコンクリートの特徴や設計方法を理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
耐用期間における耐久性(ひび割れ)や使用上の快適性(たわみ)を照査することを目的として、使用限界状態における鉄筋
コンクリート構造の設計方法について学習する。また、あらかじめコンクリートに圧縮力をためたプレストレストコンクリートについても学習する。鉄筋コンクリート構造は社会基盤整備に不可欠であり、専門技術者としての学力向上のため本授業は必要である。本授業は就職および進学の両方に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、適宜演習を課す。
【新型コロナウイルスの影響により、授業内容を一部変更する可能性があります。】
注意点:
計算式が複雑で苦手意識を持つ場合が多いが、もととなる基本原理はシンプルである。各算定方法の習得のみならず、その基本原理についてもしっかりと理解してほしい。授業には必ず電卓を持参すること。質問等については、放課後やオフィスアワーなどを積極的に活用すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 使用限界状態の応力算定 1. 使用限界状態の応力算定
2週 使用限界状態の応力算定
3週 ひび割れに対する検討 2. ひび割れに対する検討
・ひび割れ幅の算定
4週 ひび割れに対する検討
5週 たわみに対する検討 3. たわみに対する検討
・たわみの算定
6週 たわみに対する検討
7週 中間試験
8週 プレストレストコンクリートの特徴 4. プレストレスコンクリートの特徴
・原理、使用材料
4thQ
9週 プレストレストコンクリートの特徴
10週 プレストレストコンクリートの特徴
11週 使用限界状態の安全の照査 5. 使用限界状態の安全の照査
12週 使用限界状態の安全の照査
13週 使用限界状態の安全の照査
14週 使用限界状態の安全の照査
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。4後8,後9,後10
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ、使用性を検討できる。4後11,後12,後13,後14
曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定、使用性(ひび割れ幅)を検討できる。4後1,後2,後3,後4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000