環境工学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 環境工学
科目番号 0095 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 PEL 環境工学 実教出版株式会社
担当教員 谷川 大輔

到達目標

1.地球の物質循環について理解し、説明できること。
2.地球温暖化メカニズムと温室効果ガスの影響を理解し、説明できること。
3.オゾン層破壊の現状と原因を理解し、説明できること。
4.酸性雨の現状と原因を理解し、説明できること。
5.スモッグの現状と原因を理解し、説明できること。
6.森林破壊よび生物の多様性を理解し、説明できる。
7.環境ホルモン物質の影響メカニズムと概要を理解し、説明できること。
8.廃棄物問題の現状と法規制を理解し、説明できること。
9.持続可能な社会と資源リサイクルの関係を理解し、説明できること。
10.バイオマスの種類について理解し、説明できること。
11.バイオマスのエネルギー利用について理解し、説明できること。
12.水質汚濁の歴史と水環境の現状を理解し、説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境問題を理解し、3つ以上例を上げて説明できる環境問題を理解し、2つ以上例を上げて説明できる環境問題を理解し、例を上げて説明できない
評価項目2循環資源を理解し、適切な処理法を理解し、説明できる循環資源を理解し、適切な処理法を述べるとができる循環資源を理解できず、適切な処理法を述べることができない
評価項目3複数の環境問題の課題を理解し、このそれぞれに対策を説明できる環境問題の課題を理解し、この対策を説明できる環境問題の課題を理解できず、この対策も説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地球規模の環境問題が顕在化してきている。これを踏まえ、環境問題の現状とその要因、評価手法、法体系を学ぶ。主たる内容は地球規模の環境問題、公害、資源とエネルギー、廃棄物問題、生態系の保全についてである。本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
授業の進め方・方法:
地球・地域環境の理解を目的に講義を行う。特に、理解度を把握するためにレポート提出等の指導を行う。
注意点:
これから、環境工学を学んで行く上での概要を学ぶ科目です。環境問題の全体をとらえて、何が原因で問題が発生したか、どのような対策がなされ、また技術開発がなされているかや法規制等について、予習や復習あるいはweb検索などを行うなどして取り組んでください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 総説、地球の物質循環
2週 地球温暖化
3週 オゾン層の破壊・酸性雨・森林破壊と砂漠化
4週 海洋汚染・開発途上国の環境問題
5週 資源の枯渇と持続可能な開発
6週 中間試験まとめ
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 低炭素社会と再生可能エネルギー
10週 公害問題と環境政策
11週 廃棄物問題
12週 生態系と生物多様性の保全
13週 期末試験まとめ
14週 期末試験
15週 答案返却・解答説明
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4後2,後3,後4,後5,後9
環境と人の健康との関わりを説明できる。4後10
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。4後10
物質循環と微生物の関係を説明できる。4
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。4後11
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。4後11
生物多様性の現状と危機について、説明できる。4後12
生態系の保全手法を説明できる。4後12
物質循環と微生物の関係を説明できる。4後1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合800010010100
基礎的能力000100010
専門的能力8000001090
分野横断的能力0000000