環境都市工学演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境都市工学演習Ⅱ
科目番号 0101 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配付
担当教員 重松 尚久

到達目標

1.土木施工(土工・基礎工・コンクリート工)に関す基本的な事項を理解する.
2.専門土木に関して基本的な事項を理解する.
3.施工管理の基本的な事項を理解する/
4.建設法規に関する基本的な項目を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1土木施工に関する基礎的な演習問題を適切に解くことができる。土木施工に関する基礎的な演習問題を解くことができる。土木施工に関する基礎的な演習問題を解くことができない。
評価項目2専門土木に関する基礎的な演習問題を適切に解くことができる。専門土木に関する基礎的な演習問題を解くことができる。専門土木に関する基礎的な演習問題を解くことができない。
評価項目3施工管理に関する演習問題を適切に解くことができる。土質力学に関する演習問題を解くことができる。土質力学に関する演習問題を解くことができない。
評価項目4建設法規に関する演習問題を適切に解くことができる。建設法規に関する演習問題を解くことができる。建設法規に関する演習問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建設事業を通して良質な社会資本の整備を進めて行くためには,優れた建設技術者の育成と確保が不可欠である。特に,工事の大型化,建設技術の進歩等により工事内容が多様化,複雑化している中で工事を適正に施工するためには,施工計画に基づき工程管理,品質管理,安全管理等を的確に行う施工管理技術者の役割が重要なものとなっている.将来,土木施工管理技術者を目指すものが,学校で修学中に受験できる二級土木施工管理技術者試験の学科試験の合格に向けての対策を行う.
授業の進め方・方法:
二級土木施工管理技術者試験(学科試験)合格に向けての演習を行う.
注意点:
 質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること.事前に教科書を熟読し,疑問点を明確にしておく.講義内容を理解する.理解できない場合には適宜質問する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概論
2週 土工
3週 基礎工
4週 コンクリート工
5週 専門土木①
6週 専門土木②
7週 専門土木③
8週 中間試験
2ndQ
9週 施工管理①
10週 施工管理②
11週 法規①
12週 法規②
13週 実地試験対策①
14週 実地試験対策②
15週 期末テスト
16週 解答返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。4後2
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。4後2
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。4後3,後4
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4後6
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。4後6
ラーメンの支点反力、断面力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その断面力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)を描くことができる。4後5
地盤土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。4後12
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。4後12
土の締固め特性を説明できる。4後12
ダルシーの法則を説明できる。4後13
透水係数と透水試験について、説明できる。4後13
透水力による浸透破壊現象を説明できる。4後13
土のせん断試験を説明できる。4後12,後14
地盤内応力を説明できる。4後13,後14
土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。4後13
圧密沈下の計算を説明できる。4後13
有効応力の原理を説明できる。4後13
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。4後14
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。4後16
水理静水圧の表現、強さ、作用する方向について、説明できる。4後8
平面と曲面に作用する全水圧の大きさと作用点を計算できる。4後8
浮力と浮体の安定を計算できる。4後8
完全流体の運動方程式(Eulerの運動方程式)を説明できる。4後9
比エネルギー、フルード数、常流と射流、限界水深(ベスの定理、ベランジェの定理)、跳水現象について、説明できる。4後9
層流と乱流について、説明できる。4後9
流体摩擦(レイノルズ応力、混合距離)を説明できる。4後9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000