現代文Ⅲ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 現代文Ⅲ
科目番号 0127 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『現代文B』(教育出版)『プレミアムカラー 国語便覧』(数研出版)『新版 チャレンジ常用漢字』(第一学習社)
担当教員 外村 彰

到達目標

1.日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を正しく読解すること。
2.さまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけること。
3.作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を正しく読解することができる日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を読解することができる日本語で書かれた文章類(小説,評論。詩歌)を読解することができない
評価項目2さまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけることが適切にできるさまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけることができるさまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけることができない
評価項目3作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につけることが適切にできる作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につけることができる作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につけることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年次での「国語総合(現代文)」に引き続き、国語を的確に理解し、適切に表現できる基礎学力、日本語日本文化に関する見識を身につけるために、現代日本の思想や文化を代表する評論・小説・詩などを学習する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。適宜漢字テストや創作など、課題提出も課す。
注意点:
授業に対する真摯な態度が何より基本である。作品を理解し、自らの頭でしっかり考える力を積極的に養おうとする姿勢が重要である。発想の幅を広げ、自由にものを見る思考のレッスンにより、教養の幅を広げていってもらいたい。
(新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、随想「大人への丸太 たじろがず渡ってみよう」(姜尚中) 1,随想「大人への丸太 たじろがず渡ってみよう」を読解する。表現を的確に捉え、筆者の伝えたかったことを様々な角度から考察し、今後の人生行路について各人が思いをめぐらせる。
今日に生きている伝統的な美意識について各自で思考をめぐらす。
2週 随想「大人への丸太 たじろがず渡ってみよう」(姜尚中)
3週 小説「山月記」(中島敦) 2,小説「山月記」を読み、鑑賞する。独特の文体に親しみながら主題・構成・表現方法を理解する。作者・時代・舞台などの背景に関する知識を身につけ、より作品の理解を深める。人生における不条理をめぐり作品の主題を考察する。
4週 小説「山月記」(中島敦)
5週 小説「山月記」(中島敦)
6週 小説「山月記」(中島敦)
7週 中間試験
8週 小説「山月記」(中島敦)
4thQ
9週 小説「山月記」(中島敦)
10週 小説「山月記」(中島敦)
11週 詩「永訣の朝」(宮沢賢治) 3,詩「永訣の朝」、現代の俳句・短歌を読解かつ鑑賞する。詩情のありかを的確に捉える。表現に込められた感性を様々な角度から読みとる。作者や背景に対する知識を学び、人生の意味について考える。
12週 詩「永訣の朝」(宮沢賢治)



13週 詩「永訣の朝」(宮沢賢治)
現代の俳句・現代の短歌
14週 現代の俳句・現代の短歌
15週 期末試験
16週 期末試験
答案返却・解説 諸課題

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000