英語表現Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語表現Ⅱ
科目番号 0135 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『Reader's Ark Basic: Setting Out on a Voyage』(金星堂)、『英語総合問題 Seek Neo 3 Second Edition』(第一学習社)、ALC NetAcademy2 「技術英語<基礎>コース」
担当教員 蒲地 祐子

到達目標

1.英語長文読解を通じて,基本的な文法事項を定着させる。
2.単語知識を獲得するためのストラテジーを意識しながら,語彙力を増強する。
3.英文に特有のパラグラフ構造を学ぶ。
4.さまざまなリーディングストラテジーを適切に用いて,母語で書かれた文を読むように自然に英文を読み,大意を把握することができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な文法事項を定着することが適切にできる基本的な文法事項を定着することができる基本的な文法事項を定着することができない
評価項目2英文のパラグラフ構造を適切に理解できる英文のパラグラフ構造を理解できる英文のパラグラフ構造を理解できない
評価項目3さまざまなリーディングストラテジーを適切に用いることができるさまざまなリーディングストラテジーを用いることができるさまざまなリーディングストラテジーを用いることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英文のパラグラフ構造を学び,母語で書かれた文章を読むように自然に,英文を読みこなすことができるようになることを目標とする。また本授業は進学と就職に関連し,進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜読解しながら,コミュニケーション力を伸ばす。授業は読解の演習形式で行う。

授業の進め方・方法:
予習段階では,教科書の長文に出てくる知らない単語を引いて,できるだけ未知の単語がない状態にしておく。
授業では,各ユニットに扱われている長文読解のストラテジー,英文パラグラフの構造,語彙修得のためのストラテジーについて演習形式で学びながら、実際にそれらを用いて長文読解を行う。教科書に出てきた単語は,毎回小テストを行うことにより定着を図る。
注意点:
辞書必携。『英語総合問題 Seek Neo 3 Second Edition』(第一学習社)は夏休み課題として使用する。ALC NetAcademy2 「技術英語<基礎>コース」は自学習教材として用い、教員は年4回の学習履歴管理によって学習を管理する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション
RA Unit1   

概要説明,リーディング力診断
2週 RA Unit2 英文の内容を予測する
単語の知識を自己評価
3週 RA Unit3 メインアイデアを理解する<1>
品詞を示す派生辞
4週 RA Unit4 メインアイデアを理解する<2>
意味を足す派生辞
5週 RA Unit5 メインアイデアを理解する<3>
派生辞を使いこなす
6週 RA Unit6 詳細情報を理解する
単語の組み合わせから意味を推測
7週 中間試験
中間試験
8週 RA Unit7 シグナルワードを理解する<1>
複合名詞の使い分け
2ndQ
9週 RA Unit8 シグナルワードを理解する<2>
複数の意味を持つ単語(1)
10週 RA Unit9 指示語を理解する<1>
複数の意味を持つ単語(2)
11週 RA Unit10 指示語を理解する<2>
ワード・マップ(単語図)の活用
12週 RA Unit11 パラグラフ構造<1>「比較」と「対照」を学ぶ
同義語と反意語の理解(1)
13週 RA Unit11 パラグラフ構造<1>「比較」と「対照」を学ぶ
同義語と反意語の理解(1)
14週 前期学習内容のまとめ 前期学習内容のまとめ
15週 期末試験
期末試験
16週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 夏休み明けテスト 夏休み明けテスト
2週 RA Unit12 パラグラフ構造<2>「原因」と「結果」を学ぶ
同義語と反意語の理解(2)
3週 RA Unit12 パラグラフ構造<2>「原因」と「結果」を学ぶ
同義語と反意語の理解(2)
4週 RA Unit13 パラグラフ構造<3>「時間順序」を学ぶ
言い換え表現の理解
5週 RA Unit13 パラグラフ構造<3>「時間順序」を学ぶ
言い換え表現の理解
6週 RA Unit14 パラグラフ構造<4>「問題解決」を学ぶ
次の単語を予測する
7週 RA Unit15 情報を効果的に読み取る
コロケーションを学ぶ
8週 RA Unit16 視覚情報を効果的に活用する
単語を分類する
4thQ
9週 RA Unit17 表やグラフの数値を読み取る
品詞から意味を推測する
10週 中間試験
中間試験
11週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明
12週 RA Unit18 要約をする
コミュニケーションに役立つ表現(1)
13週 RA Unit19 予測をしながら楽しく読む
コミュニケーションに役立つ表現(2)
14週 RA Unit20 英語力再診断
15週 学年末試験 学年末試験
16週 答案返却・解答説明 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。2
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。2
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
他者の意見を聞き合意形成することができる。1
合意形成のために会話を成立させることができる。1
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる2
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験小テスト相互評価課題点e-learningその他合計
総合評価割合6020010100100
基礎的能力6020010100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000