科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 芸術
科目番号 0135 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各テーマに応じて準備する
担当教員 谷村 仰仕,谷村 愛子

到達目標

1.見る探究(自身の興味や個人的な好奇心、疑問に従い、自分なりのものの見方や答えを探究すること)の重要性や面白さについて認識している。
2.美意識(直感を裏付ける経験や自身の真・美・善)について意識し、言語化する習慣を身につけている。
3.自問自答(美術や工芸、建築における歴史的な遺構や作品との対話や他者との対話)の重要性について理解し、実践できている。
4.1〜3を授業における問答や授業毎に出される課題やグループワークによる対話、振り返りによる言語化によって習得を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1”見る探究”について適切に表実践できる。”見る探究”の大切さや面白さについて体験的に知っている。”見る探究”の価値について知らない。
評価項目2自身の”美意識”について言語化ができている。美意識の重要性について知っている。美意識の必要性について知らない。
評価項目3”自問自答”を通じて作品との対話ができる。グループワークを通じて作品との対話ができる作品との対話の作法やその重要性について知らない。
評価項目4個人的な興味や疑問に従い、自分なりのモノの見方や答えを表現できる。個人的な興味や疑問に従い、自分なりのモノの見方や答えを表現しようと試行錯誤している。個人的な興味や疑問に従い、自分なりのモノの見方や答えを探究することの重要性を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HA) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教員が授業毎に提供する課題に対して,教員からの情報提供、教員との問答、グループワーク、課題演習といった体験を通じて、理解と能力を養う。
授業の進め方・方法:
演習,グループワーク,講義
注意点:
テーマ内容については、担当教員に授業後等の時間を利用して良く確認して下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
そもそもなぜ芸術が必要なのか?
アート思考とは何か?
授業の目的と内容を確認する。
2週 アート思考01
「すばらしい作品」ってどんなもの?
見る探究ワークを通じて、アート思考とは何か?、自身の「すばらしい」と思う評価軸について探究する。
3週 アート思考02
「リアルさ」って何だ?
見る探究ワークを通じて、アート思考の実践と「リアルさ」について探究する。
4週 アート思考03
アート作品の「見方」とは?
見る探究ワークを通じて、アート思考の実践と「作品の見方」について探究する。
5週 アート思考04
アートの「常識」ってどんなもの?
見る探究ワークを通じて、アート思考の実践と「常識」について探究する。
6週 アート思考05
私たちの目には「なに」が見えている?
見る探究ワークを通じて、アート思考の実践と「見ること」について探究する。
7週 アート思考06
アートって何だ?
見る探究ワークを通じて、アート思考の実践と「自問自答」について探究する。
8週 西洋的美意識とは? 西洋建築史を通じて、西洋的美意識とは何か?について理解を深める。
4thQ
9週 日本的美意識とは? 日本の文化論を通じて、日本的美意識とは何か?について理解を深める。
10週 課題発表による共有1 課題発表1を通じて自身の美意識をテーマに表現・共有・編集する。
11週 アイデンティティについて(1) 工芸概論、国宝 日本の工芸、日本の文化とは? について概要説明。
12週 アイデンティティーについて(2) 工芸に触れる・語る1 日本の工芸が育んだ芸術作品の一例に実際に触れることで、芸術的対話を実践する①。
13週 アイデンティティーについて(3) 工芸を触れる・語る2 身近な工芸品を探し出すことで、工芸について芸術的対話を実践する②。
14週 アイデンティティーについて(4) 工芸を触れる・語る3 身近な工芸品のルーツを調べることで作品との芸術的対話を実践する③。
15週 アイデンティティーについて(5) 工芸を触れる・語る4 これまでの工芸作品との対話を振り返ることで自身の美意識の言語化を試みる。
16週 課題発表による共有2 課題発表2を通じて自身の美意識をテーマに表現・共有・編集する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合030020500100
基礎的能力030020500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000