コンクリート工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 コンクリート工学Ⅱ
科目番号 0150 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 大塚浩司ほか「コンクリート工学[第3版]」(朝倉書店)
担当教員 三村 陽一

到達目標

1.コンクリートの配合設計計算ができること
2.硬化コンクリートの性質について説明できること
3.コンクリートの維持管理と補修について説明できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンクリートの配合設計計算が適切にできるコンクリートの配合設計計算ができるコンクリートの配合設計計算ができない
評価項目2硬化コンクリートの性質について適切に説明できる硬化コンクリートの性質について説明できる硬化コンクリートの性質について説明できない
評価項目3コンクリートの維持管理と補修について適切に説明できるコンクリートの維持管理と補修について説明できるコンクリートの維持管理と補修について説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
公共性が特に重視される構造物を構築する上で,その安全性及び耐久性を満足させるには,建設材料に関する十分な知識は欠くことのできない。ここでは建設材料の中でも特にコンクリートを熟知し,その基礎から応用を理解するための学習をする。また.そのためにはどのような試験を行うぺきかについても学習する。本授業は就職および進学の両方に関連する。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。
注意点:
環境都市工学科の基礎となるので,十分理解すること。休み時間や放課後に随時質問を受付けるので適宜相談すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 コンクリートの配合設計 4.コンクリートの配合設計
配合の基本的考え方.配合設計の方法
2週 コンクリートの配合設計
3週 コンクリートの配合設計
4週 コンクリートの配合設計
5週 硬化コンクリート 5.硬化コンクリートの性質
圧縮強度,その他の強度,弾性および塑性
体積変化とひび割れ,耐久性
6週 硬化コンクリート
7週 硬化コンクリート
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却・解答説明
10週 硬化コンクリート
11週 硬化コンクリート
12週 硬化コンクリート
13週 維持管理と補修 8.維持管理と補修
構造物の維持管理.非破壊検査.構造物の補修方法
14週 維持管理と補修
15週 中間試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。4
配合設計の手順を理解し、計算できる。4
非破壊試験の基礎を説明できる。4
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。4
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000