実験実習Ⅲ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 実験実習Ⅲ
科目番号 0164 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 土質試験基本と手引き(公益社団法人地盤工学会)
担当教員 重松 尚久,谷川 大輔,木村 善一郎

到達目標

1.物理化学的な水処理方法を理解する。
2.生物的な水処理方法を理解する。
3.水質分析が行えるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 物理化学的な水処理方法を理解し、実践できる。物理化学的な水処理方法を理解する。物理化学的な水処理方法を理解していない。
評価項目2生物的な水処理方法を理解し、実践できる。生物的な水処理方法を理解する。生物的な水処理方法を理解していない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境工学および水環境工学に関する内容の実験と演習を行うことにより、これらに関する知見と理解を深める.本授業は進学と就職に関連する.また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する.
授業の進め方・方法:
クラスを8班に分け、4班ずつ実験と教室課題に分けて実施する.各実験の終了後にレポートを提出する.新型コロナウイルス対策のため、一部の実習を遠隔で実施する.
注意点:
土酸やアルカリといった劇薬を使用する.これらは直接手に触れたり目に入ったりすると危険である.まれに衣服に薬品がついた場合に、穴が空いてしまうことがあるため、作業着を着用すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要、ガイダンス
2週 酸素溶解速度 水に対する酸素の溶解について理解できる。
3週 酸素溶解速度 水に対する酸素の溶解について理解できる。
4週 酸素消費速度 微生物による水中の酸素消費について理解できる。
5週 酸素消費速度 微生物による水中の酸素消費について理解できる。
6週 生物学的酸素要求量 好気性微生物による有機物分解について理解できる。
7週 生物学的酸素要求量 好気性微生物による有機物分解について理解できる。
8週 解析方法の解説 酸素の溶解・消費および微生物による有機物酸化についての数値の解析方法が理解できる。
2ndQ
9週 演習課題(下水処理) 下水処理の設計について理解できる。
10週 一般細菌数 一般細菌数が測定できる。
11週 一般細菌数 一般細菌数が測定できる。
12週 生菌数 生菌数が測定できる。
13週 生菌数 生菌数が測定できる。
14週 演習課題(微生物) 下水処理に関する微生物の関係性について理解できる。
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 ろ過試験 ろ過の仕組みを理解し、ろ過装置を提案できる。
2週 ろ過試験 ろ過の仕組みを理解し、ろ過装置を提案できる。
3週 凝集沈殿試験 凝集沈殿の仕組みを理解し、適切な試薬の注入量が提案できる。
4週 凝集沈殿試験 凝集沈殿の仕組みを理解し、適切な試薬の注入量が提案できる。
5週 課題演習(凝集沈殿・ろ過) 浄水場における凝集沈殿・ろ過に関する設計を理解できる。
6週 塩素消毒 塩素消毒による殺菌および残留塩素濃度について理解できる。
7週 塩素消毒 塩素消毒による殺菌および残留塩素濃度について理解できる。
8週 課題演習(消毒) 浄水場における消毒に関する設計を理解できる。
4thQ
9週 バイオメタンポテンシャル 嫌気性微生物による有機物分解について理解できる。
10週 バイオメタンポテンシャル 嫌気性微生物による有機物分解について理解できる。
11週 硝化-脱窒 微生物による窒素除去について理解できる。
12週 硝化-脱窒 微生物による窒素除去について理解できる。
13週 解析方法の解説 嫌気性微生物によるメタン生成についての解析方法が理解できる。
14週 課題演習(嫌気性処理) 嫌気性処理の設計について理解できる。
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。4前9,前10
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。4前6,前7,前8
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。4前2,前3,前4,前5
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。4前13,前14,前15
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。4後1,後2,後3,後4
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。4後13,後14,後15,後16
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。4前9,前10,前11,前12
pHに関する実験について理解し、実験ができる。4前2,前3,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000