設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 設計製図Ⅱ
科目番号 0202 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布します
担当教員 河村 進一

到達目標

1.BIM/CIMの考え方を理解し,InfraWorksによる道路モデル作成ができる
2.鋼プレートガーダー橋の設計計算ができる
3.設計計算に基づいて設計図面を作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1BIM/CIMの考え方を理解し,InfraWorksによる道路モデル作成が自在にできるInfraWorksによる道路作成ができるInfraWorksによる道路モデル作成ができない
評価項目2鋼プレートガーダー橋の設計を正しく行い性能を適切に評価できる鋼プレートガーダー橋の設計計算を行うことができる鋼プレートガーダー橋の設計計算を行うことができない
評価項目3設計計算に基づいて設計図面を作成でき,関係者間で設計情報の共有が適切に行える設計計算に基づいた設計図面を作成できる設計計算に基づいた設計図面を作成できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる
JABEE 環境都市(H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
道路の3D設計,橋梁の設計計算および図面作成を行う。
構造力学,コンクリート構造,鋼構造などの力学および設計に関する知識を応用して,土木構造物の設計計算方法を学習するとともに,設計した成果を図面として表す方法を学習する。
本授業では就職後の実務に直接関連する設計課題を設定し,設計計算書や設計図の作成を通して,計画的に作業を進め期限内に作業を終わらせる実務遂行能力を養う。
授業の進め方・方法:
課題に関する基礎知識を講義した後,設計条件に対して各自で設計計算を行い,結果を製図にまとめる。
注意点:
建設技術者にとって,与えられた条件のもとで構造物を安全でかつ経済的に設計し,それが施工できる図面を描くことは必要不可欠なことであり,本科目においてその能力を身に付けることは極めて重要である。
【評価方法と基準】
提出物が足りない場合や提出期限を守らない場合は不可とする。
道路3Dモデル20%,鋼橋設計計算書20%,鋼橋製図図面20%,相互評価20%,期末試験20%で最終評価点を算出する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 InfraWorksによる道路のモデル InfraWorksの画面構成,土木構造物をモデル化するための基本的な使用方法がわかる
2週 道路3次元モデルの確認・モデル作成の準備 既存のファイルを開いてモデル全体のイメージを確認し,3Dモデル作成の準備ができる
3週 3D地形モデルの作成 3D地形モデルを作成できる
4週 道路および橋梁・トンネルの作成 道路および橋梁・トンネルの3Dモデルを3D地形モデル上に配置できる
5週 アニメーションの作成 道路走行アニメーションを作成できる
6週 鋼プレートガーダー橋の設計計算1 設計計算例を見て鋼橋の設計計算手順を理解できる
7週 鋼プレートガーダー橋の設計計算2 RC床版の設計計算ができる
8週 鋼プレートガーダー橋の設計計算3 主桁に作用する荷重の計算ができる
2ndQ
9週 鋼プレートガーダー橋の設計計算4 主桁の設計ができる
10週 鋼プレートガーダー橋の設計計算5 補剛材・添接部の設計ができる
11週 鋼プレートガーダー橋の作図1 土木製図の規約に沿って鋼橋一般図の設定ができる
12週 鋼プレートガーダー橋の作図2 鋼橋一般図を描くことができる
13週 鋼プレートガーダー橋の作図3 主桁の製図ができる
14週 鋼プレートガーダー橋の作図4 横桁,対傾構,横構などの製図ができる
15週 期末試験
16週 試験返却・課題の提出確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図与えられた条件を基に設計計算ができる。4
設計した物をCADソフトで描くことができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合200200600100
基礎的能力0000000
専門的能力200200600100
分野横断的能力0000000